プロという言葉にアレルギー反応を起こすようになったのでプロについて考えてみた。
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プロという言葉にアレルギー反応を起こすようになったのでプロについて考えてみた。

2023.12.24
2023.12.24

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

僕は在宅ワークなのでYouTubeを1日に8時間くらいは見ていて、ヒカキンさんがデビューする頃からすでに動画を見る習慣があるくらいの動画コンテンツオタクだったりします。(YouTubeの前はニコニコ動画だったなー)

そんな中で、ここ最近はクオリティの均衡からタイトルやサムネイルで惹きつけるための要素として「プロ」という言葉がよく使われていることに少しアレルギー反応を起こすようになりました。

ということで今回は、プロという言葉にアレルギー反応を起こすようになったのでプロについて考えてみた、というお話をしたいと思います。

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そもそもプロという言葉の定義とはなんなのか。

まず最初に、僕がなぜこのことに関してアレルギー反応を起こすようになったかというと、YouTubeなんかで「元プロサッカー選手が教えるシュート講座」とか「元プロ料理人が作るオムライス」といったタイトルの動画をよく見かけるようになったからですね。

もちろんそれは紛れもなく「プロ」であり「元プロ」だと思うんですが、じゃあ大谷翔平選手とプロになって1軍でも2軍でも1試合も出場することなく戦力外になった選手とが、同じプロという言葉で囲われるのに違和感を感じたんですよね。

要するに「誰も知らねぇよ」って感じの人であっても、一歩でもそこに足を踏み入れていたという記録さえあれば「元プロ」を名乗れる訳であって、クオリティに関係なくそれを釣りにしている時点でたかが知れてるような気がしたんです。

一方で、僕はクリエイターとして一本で生計を立てていて、それなりにお仕事もいただけているような状況ではあるんですが、デザイナーって資格もなければ名乗ろうと思えば明日からでも名乗れますし、そもそも「プロデザイナー」って言葉は存在しないんですよね。

「これでプロか」と思う人が沢山いる現実。

で、僕はそもそもデザイナーとしてプロフェッショナルかと言われたら、建前ではプロと言わないといけないのかも知れませんが、僕なんかよりもクオリティの高いデザイナーは沢山いる中で「食えている人」が全員そうだとは限りません。

要するに僕は「デザインで食えるようになった人」というだけで、別にそれがプロだとは思っていませんし、それ故にデザインのプロだと名乗ることもこれまで一度もありませんでした。

ただ、ハードルが下がり切った方のプロという言葉の定義で言えば、YouTubeで「元プロ料理人が教える〇〇」という動画を見た時に、料理が大好きな僕でも簡単に思いついて、同じようなものを同じクオリティで普段から作っているとすれば、僕は料理のプロでもあるんだと思ってしまったんですよね。

要するに「これでプロか」と思う人が沢山いる現実がある中で、わざわざプロと名乗ってそれを権威制にして集客することに、僕はアレルギー反応を起こしてしまっているような感覚でした。

プロという立場を決めるのは自分以外の人である。

もちろん「プロ」という定義のあるジャンルのものは沢山あって、そこで結果を残しているような場合に限っては誰もが認めるプロであると思うんですよね。

大谷翔平選手のことを「あれはプロじゃないな」なんてことを言う人は誰一人いないと思う中で、要するに僕は「プロという立場を決めるのは自分以外の人である」と思っています。

結論から言えば「私はプロです」なんてわざわざ本当のプロは言わないので、それを言っている人は恐らく本物ではないんだと思うんですよね。

そういう感覚を持って、僕がリスペクトを持っている人の動画をもう一度タイトルから見直したりとかもしたんですが、「元プロ料理人が教える」ではなく「元料理人が教える」といった感じの表現になっていて、だから変な嫌味がないんだなって思ったんです。

自らわざわざプロを名乗っている人に伝えたいこと。

自分自身がいくらプロだと主張したとしても、埋もれている才能を引っ張り出せば、きっとこの広い世の中を見渡せば無限のように自分よりもすごいポテンシャルを持った人達が出てきます。

僕は、見つかっている才能も見つかっていない才能も、同じ才能としてリスペクトを持っているからこそ「俺がプロだ」なんてことは言えないし、自分の仕事に自信がないからということではなく、単純に恥ずかしいことだなって思いました。

相手から「プロの意見を聞いても良いですか?」とか言われるなら仕方ないですが、「プロが教えます!」はちょっとなんの権威性にもならないし、変な嫌味を感じるのでやめた方が良いと思います。

そんなことを言い出せば、僕はデザインの他にもカメラをやっていたり、料理も毎日好きでやっていたりする中で、一歩踏み入れた程度でプロと名乗っている人達が持っているクオリティを超えてる時点で僕もプロになりますよね。

それは成人式(とか18歳?20歳?の誕生日を)を迎えた1秒後に「私は大人だ!」と言っても「だから?」ってなるくらいの感覚で、16歳でも「大人だな」って言ってもらえる人もいれば、40歳になっても「子供だな」って言われる人もいるんです。

色んな発信の仕方があっても良いとは思いますが、もしそういったコンテンツを見る立場になった場合は、自分自身で正しい目を持って「それがプロかどうか」を判断してもらえたらと思います。

僕はひとりでも多くの人からプロだと勝手に決めつけてもらえるように頑張ります。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer