連日深夜に及ぶパスでの切り抜き作業をやる中で感じた「基本」の大切さ。
本ブログではアフィリエイト広告を利用している可能性があります。
2613 1393

連日深夜に及ぶパスでの切り抜き作業をやる中で感じた「基本」の大切さ。

2024.02.03
2024.02.03

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し9年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,570日、毎日ブログは1,340日を突破。(2023年12月31日現在)

仕事が忙しくて嬉しい限りの状態ではあるんですが、そんな中で連日深夜作業をやっている中でハイボール片手に「パス作業」をやっている自分がいました。

僕の言うパス作業とは「画像加工で人を背景から切り抜く工程」のことで、これをやる時はいつも初心を思い出すんですよね。

ということで今回は、連日深夜に及ぶパス作業をやる中で感じた「基本」の大切さ、についてお話ししたいと思います。

ここ最近はやらなくなったパスでの切り抜き作業。

「パス」というのは、「ポイント(点)」と「曲線(ベジェ曲線)」を使って線を描くことをパスといい、点と点を結んだ曲線(もしくは直線)で図形を描いたり、何かをなぞったりといったことをする、デザイン現場では基本中の基本という感じの作業です。

デザイナー志望だった10年以上前の僕は、このパス作業を多い時には1日に6〜8時間毎日反復してデザインを学んでいたんですが、ここ最近はそこまで需要が高い作業ではなくなってきたのも事実です。

というのも、時代によってツールの機能や精度がどんどん上がってくる中で、ここ最近ではAIが自動的に人物(や物)を認識してくれることから「自動切り抜き機能」みたいなものが出てきて、誰でも簡単に切り抜き作業が出来るようになりました。(iPhoneでも出来るよね)

ただ、いくらAIが発達して精度が上がってきたとは言えど、最上級のクオリティを目指すのであればAIの作業には(画像の質にもよりますが)まだまだ粗が多くて、そこではやはり「人の手」に勝るものがないんですよね。

求められている以上の結果を出すのが生き残る道。

そんな中で「そんなところまで見てないよ」という部分があるのがデザインの世界で、ムキになればなるほどやることが増えてくるし、それに伴って時間と労力もかかってくる訳です。

例えばの話、求められているものが100%で十分な満足を生むものだとした時に、そこで120%を目指す必要があるのかという話になって来ると思うんですよね。

しかもその20%って、やってもやらなくても素人目には絶対に分からないような部分だったりもするので、見る人が見れば「デザイナーの自己満足」で終わることもある訳なんです。

ただ、僕はこれまで「細部まで手を抜かない」という、凡人の僕にでも出来る当たり前のことを繰り返して来た結果、いくら素人であったとしても「細部に宿るクオリティは心を打つ」ということが言えるということがあると感じています。

細部に宿るクオリティが人の心を打つ。

わかりやすく言えば、画像加工で背景から人を切り抜く時にAIを使った時に、服と背景が光の加減で一部だけ近くなっていたとした時に、そこだけ少しボヤッとした感じになったりする訳なんですね。

これはAIが「人なの?背景なの?」といった感じで迷った上で、「なんとなく」を提示してくれているような感覚なんですが、人間である僕らが見れば、それがどっちかなんて明確に分かる訳じゃないですか。

ただ、ここで手作業でやるのが煩わしいからということでAIに任せてしまった時に「ボヤッとした作品」がなんとなく出来上がってしまう訳なんですね。

そこで「ボヤッとした作品」という部分でももちろん満足を得られることはあると思うんですが、こういった部分を1つ1つ手作業でやることによって「パキッとした作品」になり、言葉では伝えづらいんですが、その印象ってなんとなく心に伝わるんです。

便利な時代になったからこそ感じる基本の大切さ。

今回僕が伝えたかったことは、CMなんかでも「便利」とか「自動」といったキーワードが沢山出るようになった中で、「(まだ)人の手が最強」ということなんですね。

もちろん、AIの便利さを使って時短することも重要だと思うんですが、「その時短が怠けになってませんか?」という部分なんです。

その怠けはボヤッとした作品として絶対に相手に伝わっているし、それは現状のAIのクオリティでは絶対に隠せない状況です。

宮大工(と名乗れる)クラスの大工さんの技術が、そこらの大工さんと比べて圧倒的に違うように、やっぱち人の手に勝るものはありません。

クオリティは細部に宿り、その細部に宿ったものは確実に人の心を打ちます。

最上級の基本の繰り返しこそが、最上級のクオリティを生み、だからこそ潜在的なレベルで人を感動させられるものが作れると思うので、改めて基本って大切だなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer