謙虚さとは今の自分の立場を無視してプライドを捨てることから生まれる。
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謙虚さとは今の自分の立場を無視してプライドを捨てることから生まれる。

2023.12.21
2023.12.21

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

今年も残すところあと10日となりましたが、僕の来年度の目標の1つのテーマとして「謙虚さ」があり、それを今自分自身の身体に改めて馴染ませているところです。

謙虚さを失ったという訳ではないのですが、自分自身の立場が変わっていく中で、その謙虚さの伝え方も変わってくるということに少し戸惑っていたんだと感じています。

ということで今回は、謙虚さとは今の自分の立場を無視してプライドを捨てることから生まれる、というお話をしたいと思います。

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駆け出しデザイナーの頃に持っていた謙虚さ。

駆け出しのデザイナーの当時に僕が持っていた謙虚さと、今の僕が持っている(持つべき)謙虚さとは大きく違っていて、それはシンプルに「謙虚さ」という言葉だけでは表現することはできないと思います。

駆け出しの頃に持っていた謙虚さとは「どんな理不尽な仕事であってもNOを言わずに受ける」というような感覚で、これは「自分自身の夢を叶えるために必要な謙虚さ」だったんだと思うんですね。

何がなんでも仕事をこなして、少しでも多くの結果を残すことが、フリーランスとして自立するという夢に知名度的にも経済的にも成長させていくには必要不可欠だったんです。

ただそれは、その当時に持つべき謙虚さであって、今の自分自身が置かれている立場でそれと同じことをしていてはいけなくなる状態が生まれて来たように感じていました。

守るべきものが増えたことによって生まれた謙虚さ。

まず第一に、僕は基本的に「お金」で仕事を選んだり動かしたりすることがなく、基本的には「想い」に共感したものであれば予算がいくらであろうと仕事をする訳なんですね。

「本当か?」と言われると思うんですが、僕と一緒にお仕事をしたことがある人であれば分かってもらえると思うんですが、僕は「見積り」とか「請求」とかを後回しにして作業をスタートするくらいの人間です。

ある程度の安定感を得た弊害なのかもしれないのですが、そんな中で駆け出しの頃に持っていた後がない危機感的なものはなくなり、全てのことにしがみつかないと生きていけない状況から「自分で選ばないといけない」という状況になっていきました。

そこで僕が持つべき謙虚さは「守るべきものが増えたことによって生まれた謙虚さ」であって、それは「自分の携わった人を上げていくための謙虚さ」なんですよね。

僕のエゴを作品に載せてはいけないというエゴ。

デザイナーという仕事を聞くと、おそらく多くの人は「自己表現の塊」みたいに思ってると思うんですが、僕にはそういう感覚が一切ないんですよ。

だからと言って、相手の意見に全てYESを言って通しているかと言えばそうではなく、もちろん僕はそれなりにNOを言いますが、このNOは僕のエゴではなく「相手を守るためのNO」なんですよね。

要するに、根本的に「僕のエゴを作品に載せてはいけないというエゴ」があって、僕の中に1つだけ作品についてエゴがあるとすれば「相手を守るため(勝たせるため)のエゴ」があると思っています。

相手が自爆してしまうようなマーケティングやデザインの依頼が来た時に、それを見て見ぬふりすることは出来ないし、どう考えたってそこでNOを伝えた上で、相手を守るためのエゴを出していくことが未来につながると僕は思っているんです。

自己主張を正しく持った上で謝れることが意味すること。

そんな感覚でお仕事をしている中で、きっと今僕が立たされている立場が「信用の境界線」にあるような気がして、それなりに実績もあるけれど、それを完璧に信用するには満たない中途半端な部分なのかなと感じました。

それはクライアントさんから任される仕事の雰囲気を見ていても分かるんですが、これまでずっと一緒にやってきた人は「任せます」というシンプルな対応な一方で、最近新しくお仕事をする方にはそこがエゴに見えちゃうんだと思います。

僕はきっと、全てを同じ想いとスピード感と持ってお仕事をしたい人なので、そういった信用の境界線にあるような立場の人達にも、古参のクライアントさんと同じように(愛があるからこそ)接してしまったことで亀裂が生まれることもあったんです。

加えて、今の僕に最も有限なものは「時間」で、全ての人に平等に時間をかけようと思うと、そういう意味で足を引っ張る人にだけ特別扱いして時間を費やすことは出来ないんですよね。

そこで僕も自分のエゴではないにせよ「分かってくれよ」と、いわばショートカットするように伝えてしまったことで相手に違和感を与えてしまったと思うし、そこで「自己主張を正しく持った上で謝れる人」になりたいなと思ったんです。

相手のことを思って言ってることしかないので、もちろん悪いことはないのですが、自己主張を正しく持った上で謝れるといった意味での「謙虚さ」を来年はテーマとして持ちたいと思ったし、これが僕の新しい成長のステップになると感じました。

僕は謙虚さを見直して、まだまだ成長します。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer