【コンテンツの組み立て】初期段階の設計と準備が勝負を決める。
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【コンテンツの組み立て】初期段階の設計と準備が勝負を決める。

2024.01.08
2021.01.15

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信しています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

今日は、コンテンツ制作における組み立てに関してお話をしたいと思うんですが、普段からクリエイティブを上手くイメージ出来てない人は、この組み立てが少し下手くそだなと感じます

例えば「ミュージックビデオ」を作るとした時に、恋愛もので言えば、最初は初々しい感じで付き合って、途中何気ないことで喧嘩して失恋してえ、最後に再開してゴールインみたいな、曲調に合った大体のストーリーを考えてから製作をスタートしますよね。

ここでそのストーリーや伝えたいことの意図を理解している映像スタッフなのか、そうでないのかでは大きく違っていて、後者の場合、その説明なしでクリエイターに丸投げということでは、良い物が出来ないのは想像出来ると思います。

ここで1つ重要なのは「コンテンツ発案者がアーカイブとメイキングまでイメージ出来ているか?」ということなんです。

ということで今回は、「コンテンツの組み立て初期段階の設計と準備が勝負を決める、というお話をしたいと思います。

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コンテンツ制作は準備が最重要である。

コンテンツを作る上で「準備が最重要」ということを、僕は結構口うるさく言ったりするんですが、これを分かっていない人達が本当に多いなと感じます。

僕は多くのクライアントさんとお仕事させてもらっていますが、ほぼ100%の確率で「納期がギリギリに設定されている」ということで、これが結構な問題であり、大きな機会損失になってるんですね。

要するに、コンテンツの出来上がりと同時にイベントが開催されたり、お店がオープンしたりするもんだから、腰を据えた宣伝活動をすることが出来ずにバタバタとサービスがスタートしてしまうということです。

これは「広告・宣伝」を生業としている人たちは本当に気を付けた方が良くて、成功する「広告・宣伝」をする人達は、製作段階でのスケジュール設定がバツグンに上手いんです。

コンテンツを使って広告・宣伝を考える人のクリエイティブマインド。

総じて言えることは、そもそもコンテンツを作りたい人が「コンテンツの広がりをイメージ出来ていない」ということが原因なんですね。

もしそのコンテンツを記録として映像に残したいとか、写真に残したいというのであれば、そのコンテンツに動画や写真の撮りしろがないと叶わないことで、それが無いのにも関わらず「そこをなんとか!」と言ってもどうしようも出来ないんですね。

ここで必要なのは「それぞれのコンテンツに残すための取りしろを作る」ということで、これに関しては、そもそもイベントをすることが決まった段階でコンテンツとして残すという設計をしていることが必要なんです。

そういう意味で「準備」はめちゃくちゃ大切で、後から「映像に残したい」と思いついた時には「映像に残せないイベント」になっていたりするということですね。

アーカイブとメイキングの設計の違い。

例えば、サッカーの試合の記録映像を撮影する際に、「アーカイブ」として残すとして考える上で1番分かりやすいのは「サッカーコート全体を見渡せる映像」ですよね。(サッカー中継でよく見るやつです。)

ただのアーカイブであれば、その全体を見渡せる映像に加えて、選手がボールを持った時にピンポイントで追えるカメラが数台あって、ポイントで映像を切り替えるなどの対応をすれば、よりクオリティが高く見やすい映像になるというのはイメージ出来ると思います。

一方で「メイキング」を残そうとした時には、アーカイブ映像と違ってカメラの位置や台数だけを確保すれば良いということは少し考えれば分かるはずなんですが、これをアーカイブ映像と同じように考える主催者が多いということなんです。

メイキングを作るということは、冒頭でお話したミュージックビデオを作るのと全く同じことで、シーン1、シーン2と、それぞれコンテンツの詳細をあらかじめ決めておく必要があるんですね

要するに、当日の映像をとりあえず残しておいて、そのあり物の中で、ぶっつけ本番でコンテンツにするチャレンジをするということでは良いコンテンツを生むことは出来ないんです。

アーカイブやメイキングを想定したコンテンツ設計。

もし、サッカーの試合のメイキングをコンテンツ化したいのであれば、YouTubeにアップされているサッカーのハイライトや、格闘技のメイキングを見ると面白いのですが、総じてハイクオリティで、その理由として完璧にフォーマットを作り込んでいるということなんです。(DAZNとかRIZINの映像ですね。)

例えば、今回のサッカーの試合のメイキングとして記録に残したい場合…

  1. 選手到着の映像。
  2. 試合前の選手や監督へのインタビュー。
  3. 前半の試合映像の抜粋。
  4. ハーフタイムのロッカールームでの出来事。
  5. 後半の試合映像の抜粋。
  6. 試合後の選手や監督へのインタビュー。

ザックリと、こんな感じに構成が元々出来ていれば、どこに撮りしろがあって、どこにカメラを向ければ想いが伝わりやすくなるかが分かりやすくなると思います。

そこに例えば「サポーターの声も欲しいよね!」となれば、じゃあ①と②の間にサポーターの声を挟み込もうとなって、追加でサポーターへのインタビューの映像が必要になってくるというのが1つの必須映像になるわけです。

今は、映像を作るという流れでお話ししていますが、これはイベントのスケジュールを決める時や、文章を書く時の流れなんかでも全く同じことが言えるので、少し考え方を変えれば誰でもイメージ出来ることなんです。

これは意外に盲点なんですが、映像は映像のプロがやるということで、コンテンツを作りたいと思っている人がここのスケジュール設計をイメージしていないことが多いので、もしコンテンツを記録として残したいと思った時には、それがただのアーカイブなのか、メイキングなのかで少し構成の段階での考え方を変えることをオススメします。

元々の設計が上手く出来ていない状況では、プロの力を持ってしても難しいこともあると思うので、コンテンツを世に残したいと思う人は、多くの記録を見て、そしてそのフォーマットをどう自分達に落とし込むかをイメージしてから、コンテンツ設計してみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer