ランニング中にすれ違った親子のお話。

先日ランニングをしていると、前からぎこちない運転でコマ付きの自転車をこぐ子供と、それを後から歩いて見守るお母さんがこっちに向かってくるのが見えました。

僕の勝手な思い込みなんですが、ランニングをしている人がすれ違うって、すれ違われる方からしたらちょっと嫌なことだと思っていて、ましてや金髪で威圧感のある僕は極力人から離れて走るように心がけています。

ただ今回は、前から人がただすれ違うのが嫌だろうと思ったわけではなく、金髪の野郎が猛スピードで走ってきたら、子供の自転車の練習の邪魔になるだろうなと思ったので、かなり離れた状態から既に車道に出て歩道を開けて走るように対応していました。

こんな感じで「状況を先読みする」というクセ付けは、普段から明確な意図や目的を持った上で行動に移すように心がけていたりします。

先読みに対する意図や目的が答えとなった瞬間。

すると、２人にすれ違うかのタイミングでお母さんが僕の方を向いて笑顔で会釈してくれて、「ありがとうございます」と声をかけてくださいました。

そんなこと当たり前だろって思う人も多いかもしれないですが、京都って本当にこういうことが少なくて、まさに都会ではなかなか見られない光景だったんですよね。

そんな環境下でありがとうと笑顔で会釈してくださったお母さんを見て「この子はいい子に育つだろうなぁ」となんだかすごく心が温かくなりました。

こんな風に「お母さんの思いを先読みして子供の邪魔をしないように避ける」という意図や目的を持った先読みに対しての答えが出た瞬間をドンピシャで体感出来た収穫の１日でした。

気配り上手はトライ&エラーの繰り返し。

普段から僕の頭の中ってどういう風になってるのって聞かれることがあるんですが、今言った様な目的や意図を持った思考を常に働かせていることがほとんどです。

だからこそすぐに疲れちゃうこともあるんですけど、例え不器用でコスパ重視の僕でも、こういう部分に関しては燃費悪く突っ走ってしまうんですよね。

だから僕、１日中身体を動かさずに座っていたとしても普通に疲れる自信があります。

それくらい常に、何かのトライ＆エラーを繰り返しているので、1日が終わる頃にはたくさんの実験結果が得られているような状態です。

先読みはどんな仕事にも通用する思いやりの心。

今回はランニング中にすれ違った親子に対して「何を求めるている」かを想像して、先読み行動したことがドンピシャでハマったっということです。

で、僕はこれを仕事に落とし込むことがすごく重要だと思っていて、それができる人とできない人では能力や結果に大きな差が生まれると思います。

例えば外食をするとして、ある人はそこで得られる満足が「味」で、ある人は「接客」で、またある人は両方という可能性もあるじゃないですか。

全てを完璧に兼ね備えてしまっている状況がもちろん１番理想的ではあるんですが、自分の力だけでは叶えられるものが全てではない場合、相手に合わせてピンポイントで合わせないといけません。

そういった感覚を養うことが出来るようになるために、少々疲れはしますが、普段から僕はこういったトライ＆エラーをトレーニングとして無意識に繰り返してるんです。

これはどんなサービスにも通ずる大切な「思いやり」につながると思うので、皆さんももしよければゲーム感覚でやってみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。