『〜の旨』って読むことが出来ますか?
本ブログではアフィリエイト広告を利用している可能性があります。
3252 2032

『〜の旨』って読むことが出来ますか?

2025.09.08
2025.09.08

久しぶりの家族時間で、弟が「公認会計士」の勉強をしてるので、問題を出してやろうとテキストを読んでた時の一コマに…

『相手が分かる言葉で伝えることの配慮』は、全てを把握し、気遣いも出来る、単純な思いやりと知識的な配慮のある人が成せる技だと思いました。

というのは、公認会計士のテキストを読んでいた際に、文中に『〜の旨』って出て漢字が出て来て、僕は(おバカだから)読めなかったんですよね。

で、ビジネス会話の中で、漢字じゃなくて言葉として『〜のむね』って言われたら、自然と何となくこんな雰囲気だろうなってことで、全体像を認識できるんですが、いざそれが文字としてでてきた時に読めないってことがあったりします。

そして弟から笑いながら「旨くらいは読めるでしょう」と言われたんです。

冗談混じりの日常会話なので、それについて別にどうのこうのってことではないのですが…

知識に対するギャップに関しては、業界やお付き合いしてる方などの都合で変わってくる部分が確実にあって、僕の住んでる世界にはそこまで堅苦しいやりとりがなかったりするんです。

でも、その世界もしっかりとした知見のある人達がいる世界です。

僕がそこで感じたことこそが『相手が分かる言葉で伝えることの配慮』であり、それは言い方を変えれば「難しい(考えさせる)言葉 = 親切(丁寧)ではない」ということです。

(旨は誰でも読めるのかもしれないのですが…)今回の件でいえば、わざわざ「旨」という言葉を使わなくとも、「〜のこと(件)」などで表現したら、相手に考えさせるまでもなく伝わるのではないか?という、相手の許容範囲や、伝える側の配慮について考えるということになります。

過去に、業務提携をしている会社でのやりとりの中で、「12時からMTお願いします」みたいなメッセージが来たんですね。

MTってなんだろうって一瞬思ったんですが、やり取りの流れを少し考えたら「MT(ミーティングの略)」ということが分かりました。(最初はミッション車のことかなって思いました)

こういうの、わざわざ略さなくても「ミーティング」でよくないですか?

僕が伝えたいのは「旨」という漢字が読めなかったことに対する自分の知識不足を肯定する反論とかではなく、こういうシーンを生まないような配慮を出来る人間が、実際のところ一番思いやりがあって賢いのではないか?というお話なんです。

その流れで、実は弟は「リスケ」という言葉を理解出来ないタイミングがあったようで、僕にとって元々「リスケ」はよく使う表現であったので、今回の話でいう弟にとっての「旨」と似たようなことってことなんです。

結局のところ、「子供に何かを伝えるときに『旨』って言葉使いますか?」ってことで、大人になったらこれを知ってて当たり前みたいな感覚って、結局自分が歩んで来た道のエゴでしかない訳なんですよね。

だからこそ物事をもっとフラットに考えて、「当たり前」という概念自体を持たないで、出来る限り誰にでも伝わる表現を(元々知識を持っていたとしても敢えて)使うということを出来る人こそが、本当の意味で配慮出来る人になるんじゃないかなと思いました。

難しい(専門的な)言葉を使うことで、手間を省くことが出来るコミュニティーはあるかもしれませんが、一歩そういうコミュニティーから外れた時に、「これはこの人に伝わる言葉なんだろうか?」の基準を考え、より伝わりやすい言葉で伝える配慮が出来る人間でありたいと思いました。

僕は難しい言葉が分からない(無理に学ばないし敢えて使いたくもない)おバカなので、誰にでも伝わる言葉で表現できることを心掛けられたらいいなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer