プロダクトの実績がないからこそ通らない意見。

僕はこれまでのお仕事の中で「クライアントワーク」が基本的なお仕事であって、僕自身がプロダクト（サービス）を持つことは一度もありませんでした。

「これ僕が作ったんです」という形で商品を紹介することが出来なくて、「これ僕のクライアントさんが作ったんです」ということしか言えなかったんですよね。

でも僕の心の中では、沢山のクライアントさんの商品やサービスを見て来て、沢山のデザインやマーケティングを作って来た中での知識や経験は他の人よりもあると思っていて「やれるけどやってない」という状況にあると思うんですね。

だからこそ僕は自分の時間を作った上で「俺単独でも出来るんだぞ」という権威性を、自分で実績を作ることで証明していきたいと考えました。

自分の挑戦を話すことのリスク。

で、僕はこれまでにクライアントワークが基本的に中心だったということもあり、良くも悪くも「言われた通りやるだけのクリエイター」という立場になってしまっていたと思います。

ごく稀に「自主制作はしないのか？」とクライアントさんから聞かれることがあったくらいで、それよりも先にこなさないといけない課題があったので、なかなか時間を作る余裕がなかったんですよね。

そんな中でも「やりたい（やってみたい）」という気持ちが出て来た中で、自分一人では出来ないし、出来たとしてもそれを利用してくれる火種のようなものが必要にもなってくるので、まずは自分の信頼し合っている人から話のが得策だと思います。

ただ一方で、それが原因で僕のお仕事が遅延したりすることで迷惑をかけるのはそういった方々でもあるので、僕がそういう展望をクライアントさんにお話しするのはリスクが多少あるとも感じていたんです。

自分自身の挑戦を伝えたことによって生まれた新しい未来。

最初にもいったように、僕にそういった実績がないので、そもそも力がないと思われているからこそチャレンジをしようと思ったので、良い機会だと思って素直にそれをお話ししてみたんですね。

そんな中で、もちろん僕の企画に関してはものすごく評判が良かって、もっとこうすれば利用しやすいとか、ぜひ友人・知人にも教えて利用したり、巻き込んで一緒に出来ることがあればやりたいという意見を聞くことが出来ました。

ただ、それだけではなくて「そんな野望を持っているならウチと別のことをしませんか？」みたいな声も聞こえてきて、これまで僕は完全に受け身でしかなかったスタンスから、こちらからアクションを起こすことでも道が開けることに気づいたんです。

そんな中で、実は僕がやりたかったことをクライアントさんもやりたいと思っていたようなこともあって、僕の力を使ってそれが実現出来るのであれば、ぜひ僕を使って欲しいということを伝えたことで進展が生まれました。

プレイヤーからディレクター（プロデューサー）へ進化する。

少し前から言ってるんですが、もちろん僕がプレイヤー（クリエイター）として主で動くことも必要だと思うんですが、そろそろ僕が率先して手を動かす瞬間を少しずつ減らしていかないといとダメだなと感じています。

やはり自分の体力には限界があって、やれること、助けられることが限られていく中で、毎年のように沢山のご依頼をいただいている状態に手が足りなくなって来ているんですよね。

そんな状態で、今回のように野望を話したところ「先生」とか「授業」みたいなキーワードがチョロチョロと出て来たりもしたので、プレイヤーからディレクター（プロデューサー）へ進化するタイミングになって来たんだと実感して来ました。

自分自身に時間が生まれることで、出会える人も多くなるし、携われるプロジェクトも多くなるし、僕の最大の特徴でもある「企画」とか「提案」という部分が活かせることが増えるので、これから先のことを考えるとワクワクしています。

自分自身の挑戦を伝えたことによって生まれた新しい未来を知って、「自分には出来ない…」と思っているのはダメで、もっと言霊を信じて伝えていくことが大切だと感じました。

僕はまだまだ進化していきます。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。