逃げたいけど逃げれない。

フリーランスって自由な生き物なので、特に僕のような「どこにも属さないフリーランス」の場合は、今回僕が言われた「会社の生命線です」といったような言葉からは程遠い感覚でお仕事が出来る立場にあると思います。

もちろん会社の命運を握る制作物（ホームページや広告など）を作ることとして、単発で会社に貢献することはあると思うんですが、いざ会社に所属して主軸サービスを支えている人間となればプレッシャーはすごく重く感じることになります。

僕が倒れたら会社が倒れるような状況で、そこまでガンガンと出てくるわけでもないクリエイティブなアイデアを絶やすことなく出し続けないといけないんですね。

アイデアが枯渇したわけでもなく、今後将来の不安を抱えているわけでもないんですが、時間がない中でのお仕事が増えたことや、そんなプレッシャーの中で平常心を保って仕事をするのが難しいと感じることが増えてきたんですね。

求められているのは技術じゃない。

１つ感じていることを言えば、僕のクリエイティブのレベルが高く、それが商品になるからといって僕が求められているわけではないということです。技術の高いクリエイターなんて、そこらへんを探せば山ほどいます。でも、求められているのはそこじゃないんです。

フリーランスとしてここに気付けるか気づけないかで未来が変わって来るほど、ホントに大切なことなんですね。

僕の仕事ぶりを見たことがない人は分からないと思うんですが、「今日・明日にください」なんて無茶振りな仕事を、そのタイミングからこのスピード感で対応出来るクリエイターなんて滅多にいないし、そういうイレギュラー対応の積み重ねが信頼に変わっているんですね。

実はこのイレギュラー対応や、無茶振りに対する仕事のスピードなんかで与える信頼が、僕のクリエイターとしての個性に変わっているんです。

クライアントさんはこの個性を買っていて、要するに、求められることは単に技術だけなじゃないってことなんです。

追い込まれた状態こそワクワクする。

毎日の日課として書いているこのブログなんかの発信が（時間がなくて）億劫になる程、今めちゃくちゃに追い込まれた状況でお仕事をしています。

今まさに、あと数時間で提出しないといけないパンフレットデザインが、まだ２割しか出来ていなかったり、今月納品のホームページデザインが２つも３つも残っていたり…。他にも沢山のお仕事が待っていたり、そして待たせていたり…。

正直、身体が全然足りないなーと感じる中で仕事をしていたりするんですが、こういう追い込まれた時って昔から心地良かったりするんですよね。

心の中でヤバいなーと焦っている自分がいる反面、こういう状況をひっくり返せる可能性にワクワクしている自分もいたりします。

ピンチの時にこそ頼られるフリーランス。

フリーランスとしても、人としても、ピンチの時にこそ頼られる存在でありたいなと、常々思うんですね。で、それがさっきも言ったように、フリーランスとしての生き残り方だと思うんです。

僕の座右の銘に「記録より記憶に」という言葉があるんですが、名前を見て思い出させてもらうような存在ではなく、状況によって僕のことが思い浮かぶ存在でありたいし、それが困難な状況であればあるだけ、相手にとって強い存在であるんだなと感じます。

今は正直、無茶振りに滅入りそうな瞬間もあったり、体力的にしんどいなーと感じることもあったりで、現実逃避をしたくなる瞬間もあったりするんですが、こういう状況を乗り越えた先には明るい未来が待っていることも知っているので、逃げずに頑張りたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。