【消去法の悪】選挙で片方が嫌いだからもう片方を選ぶという危険。
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【消去法の悪】選挙で片方が嫌いだからもう片方を選ぶという危険。

2020.11.12
2020.11.12

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(202010月現在)を突破しました。

日本ではそこまででもないのかもしれませんが、最近話題の「アメリカ大統領選挙」を僕は意外と注目していたりします。

そもそも日本の選挙にも(ほぼ興味がなく)参加はしたことがないのですが、こと世界を動かす大統領を決める選挙となれば注目せざるを得ません。(投票は出来ないけど動向は把握しておきたい)

個人的には、日本の先端技術は世界トップレベルであるし、パスポートも世界トップの信頼を持ってたり、心から誇れる母国ではあるのですが、経済レベルで見れば世界(主にアメリカ)に依存してると思っています。

そういう意味で、日本の政治家(知事や市議会議員レベル)を決める選挙に投票するために割く時間っていうのは、今の僕にとっては無駄な時間だと思うので、基本的に選挙に行くつもりはありません。(首相を決める選挙に投票出来るなら行く)

僕はこういった「選ばない」という選択肢を無責任だと思わず、1つの立派な選択肢だと思っています。

ということで今回は、「消去法の悪選挙で片方が嫌いだからもう片方を選ぶという危険についてお話ししたいと思います。

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「投票しない」ということも立派な1票だと思う理由。

例えば、AとBのどちらかに10人が投票するという中で、Aに投票する人が4人いたとします。

この場合、日本の選挙法の場合「強制」ではないので、必ずしもBに6票入るとは限らなくて、なぜならそこには「投票しない人」がいる可能性があるからです。

要するに、Bの票数は0~6票ということになり、この段階ではAが勝つのかBが勝つのか分からないということになるわけです。

これが「強制ではない投票制度」の大きなポイントだと思っていて、こういう風に考えた場合に「投票しない」ということも立派な1票になり得るということなんです。

正直、自分が住んでる市や県のトップを決める選挙に、全然知らない人達が何人も立候補していて、その人達がそれぞれどんな政策を実際にして来たかなんて調べてる時間は僕らにはありません

どうせ大半は、選挙期間中にだけ格好付けたことを言ってくる中で「自分の1票の重み」を感じることなんか出来ないんで、そんな状況で「選挙に行け」と言われても、ギャンブルで自分の1票を入れに行く訳にもいかないですよね。(あみだくじレベル)

そもそも「消去法」とはどいうことか。

そもそも僕が思う「消去法」とは、「全ての情報を知った上で下から消去していく」ということが前提なので、例えばAのことはよく知っているけど、Bはよく知らないという状況で通じるものではありません

Aのことをよく知っている状況で、消去法を使う場合にはBのことも同じくらい知る必要があるんです

Bのことを全く知らない状況で「Aが嫌いだから」という理由で、Bを選択した場合、「Bの方がもっと嫌い」という可能性が出てくるわけです。(しかもそれを無視しちゃう)

片方しか見ないことでこういう大きな落とし穴にハマってしまう可能性があるので、覚えておいて欲しいのは「消去法は全ての情報が平等に出揃った上で成り立つ」ということです。

アメリカ大統領選挙から見えた1票の重み。

今、アメリカ大統領選挙で問題になっているトランプ現大統領と、バイデン候補の戦いの中で「バイデン候補をよく知っている人」はどれくらいいるんでしょうか?

トランプ現大統領は、これまで良くも悪くも注目を浴びるキャラクターで、良いことも悪いことも印象的に残っている人は多いと思うし、それぞれ偏った好き嫌いが生まれていると思います。

ここで先ほど言った「嫌いだから」という理由だけで「バイデン推し」となってしまっている人が多数出て来ていることが問題で、「バイデンに期待をしているから」という理由で投票を行っている人だけではないということです。

実際にまだ確定はしていませんが、あれだけ批判を浴び続けているトランプ現大統領に集まった票数は7000万票を超え、歴代最多の票を集めているのも事実で、批判の裏にはそれだけの期待があるのも事実です。

僕は個人的に「その人が嫌いだから」という理由で、よく知らないもう片方を選ぶ行為を「人種差別」と同じレベルの浅はかな選択だと思っていて、こういう1票によって巻き起こる可能性のある問題を、もっと大きく考えて欲しいと思います。

個人的にトランプ大統領には問題も多々ありますが、彼ほど人間味のある強いリーダーシップを持った大統領はいないと思うので、逆境に負けずに逆転を狙って欲しいと思います。

ちなみに、トランプ現大統領は歴代の大統領で初めて日本の北朝鮮拉致問題を解決に発言してくれたり、北朝鮮との友好関係や、中国との良いバランスを保ってくれているバランサーだと思っています。(余談でした)

最も無責任な1票は「偏見を含む消去法」から生まれる。

僕は正直、こういった投票の問題に対しての結果を受け止めることは当たり前だと思っていますが、そこに「責任」があるのかが重要だと思っています。

今、日本では若者の選挙離れが著しく問題になっていますが「何を基準に選挙に行けば良いか分からない」という状況で、僕は選挙になんていく必要はないと思うし、あみだくじで選んだ1票を入れに行くくらいなら家でジッとしてた方がいいと思います

もちろん自分で行動して、候補者がどういった人間なのかを調べることも必要だし、責任でもあるのは分かるんですが、これは確実にシステムエラーであって、政治家がこれまで(功績も不正も全て明確に)何をやって来たかが分かるようなリストがあれば手っ取り早いわけです。

悪いヤツは悪い部分を隠し、悪いヤツは良いヤツの揚げ足を取り、ねじ曲げた情報を発信し、そんな状況で真実を見極めろなんてギャンブル以外のなにものでもないんです。

そんな中でも、自分の意思で決めたいという強い気持ちがある人が、しっかりと自分なりの答えを持って選挙に行くのは素晴らしいと思いますが、よく分からないのに適当に選挙に行くのは危険だと伝えたいです。

僕は、最も無責任な1票は「偏見を含む消去法」から生まれると思っているので、片方が嫌いだからもう片方に入れるなんて行動は絶対にしないで欲しいと思います。

何度も言いますが「もう片方がもっと嫌いの可能性がある」ということを忘れないで欲しいと思いました。

自分の選択が正解とは限りませんが、出来る限り平等な目を持って、全てのことを知った上で1つの答えを導き出して欲しいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer