お金を稼げなかった10年間じゃなく、自分に投資し続けた10年間。
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お金を稼げなかった10年間じゃなく、自分に投資し続けた10年間。

2022.08.30
2022.08.30

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

先日、外で生ぬるい風に吹かれながら抜けた空を見ながら缶ハイボールを握ってぼーっと黄昏れる時間が数十分ありました。

歩道橋レベルの少し高い場所から見下ろす景色が少し切なく感慨深くなり、心の中の感情が滲み出てきたような気がします。

ということで今回は、お金を稼げなかった10年間じゃなく、自分に投資し続けた10年間、というお話をしたいと思います。

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完全独学のフリーランスデザイナーという道。

大手企業のお仕事に帯同させてもらって、中の人たちや、そのプロジェクトに携わっておられる人達は高学歴の方ばかりで、そんな方々から「どこの美大に行ってたんですか?」と聞かれる度に自己紹介をしていました。

クリエイターのイメージといえばどうしても美大を卒業して、どこかの制作会社に数年就職した後に独立という流れが一般的なんだろうと思うんですが、僕は普通の公立高校卒業で普通の4年生大学を半年で中退した人間です。

コネもなく、知識がゼロの状態からひたすら技術だけを磨いて、全然お金を稼げない時期が何年も続きました。

「美大に通わず独学でフリーランスなんか無理だからさっさと就職しろ」ってことを家族からもずっと言われ続けて来て、すごくすごく肩身の狭い思いをして来たけど、たけど今僕は立ち続けていて本当に良かったと思っています。

稼げないんじゃなく自分に投資し続けた10年間。

今思えばあの頃から、僕は今の自分に至るために20代という貴重な時間と、そこで得たなけなしのお金を

自分自身に投資し続けてたんだなと思います。

物欲がないと思っていた感情は、自分自身に甲斐性がないから「欲しいものはない」と思い込むしかなかったり、行きたい場所、やりたいことも目の前の仕事が上手く進むこと以外全て不要なものだと信じ込んでたんだなと思います。

周りが自由に楽しんでいる姿を見て「今に見とけよ」って悔しい気持ちを噛み殺しながら、きっとどこかでその場所にも羨ましさを感じてたんだと思います。

ただその時に経験して来た悔しさや、その時期に投資した時間やお金が少しずつ還元されている状況になって来たのを感じて、少しだけ努力が報われた気がしました。

僕個人が動けばお金を稼げる環境になった。

あの当時、大人から言われ続けた「どこかに属さないと稼げない」というそんな古い偏見は今はなく、僕はパソコン1台を持って、僕個人として動けばお金を稼げる環境になりました。

僕に「成功しない」と言っていた人間は、広いスペースが必要で、高い維持費や経費を払い、在庫を抱えたり人件費や必要な割に対して稼げもしないとぶつくさ不満を言っています。

一方僕は、パソコン1台とネット環境さえあれば仕事で必要なスペースは畳2畳程度で、現に僕はここ数年ずっとキッチンのテーブルで作業しているだけで、在庫も抱えず、維持費も普通の人の生活費の範囲で年間数百万を稼げるようになっています。

これがどれだけ強いことかを気付けない人はこの先ホントに危険だと思っていて、これを伝えれば伝えるほど周りの人と一度は詰めよれたと思ったギャップにまた差が生まれたのを感じました。

自分の価値がどこに生まれるのかどこに依存してるのか。

自分がいなくても回るような仕事をしている人間に限って「今の仕事がなくなっても他で働ける」と思っている節があると思います。

でも僕が知る限り、そんな仕事をする人間の需要って本当に少なくて、今は皆さんが想像しているよりも「実力社会」が進んでいるんですよね。

高校生から就職だけじゃなく企業を考えるような10代の力も全く侮れないし、いわゆる「飲み営業」みたいなことをしている無能な大人は総じて不要になって来るんです。

不景気になればなるほど実力社会は加速して、仕事が出来る人間だけを欲する「少数精鋭」がスタンダードな環境になってくるんだと思うんですね。

そんな中、僕がWEBデザイナーという1つの型にハマらず、紙媒体、広告デザイン、動画制作やカメラ撮影なんかを選り好みせずにマルチにやる理由は「100万人に1人の人材」になるためだったりします。

WEBデザインで100人に1人の存在で、広告デザイン100人に1人の存在になれば「100×100=10000」となるように、1つを極められない人間がマルチさを極めた時に需要が爆発する感じです。

価値がどこに生まれるのか、自分がどこに依存してるのかをもっと突き詰めて考えた方が良いと思うし、フリーランスって特殊な生き方のようで、蓋を開けてみれば実は全員が目指すべき最終形態だと思っています。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer