フリーランスデザイナーの仕事の取り方【WEB制作編】
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フリーランスデザイナーの仕事の取り方【WEB制作編】

2021.01.08
2021.01.08

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信しています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

先日、今の仕事に不満や不安がある人は、辞める辞めないに関わらず「自分でお金を稼げるようになるスキル」を身に付けることで心の余裕を作り、現状への向き合い方を変えてみようとお話しました。

そこで「WEB制作」はまだまだ穴だらけですよってお話をしたんですが、じゃあ具体的にどうやって仕事を取るんだよってお話になりますよね。

僕はフリーランスとして活動し始めてから、口コミだけでお仕事をさせてもらっていて、名刺やパンフレットを配り歩くような「営業」を一切したことがないので営業活動の部分を教えるのは難しいのですが、お仕事を上手くもらえるようになる設計の部分くらいは教えられると思うので、その部分だけでも参考にしてみてください。

今回は、フリーランスとしてのお仕事とお金の考え方に関して、少し踏み込んだノウハウの入門編のお話になるので、これからフリーランスを目指す方には役立つかなと思っています。

ということで今回は、フリーランスデザイナーの仕事の取り方【WEB制作編】をお話したいと思います。

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クリエイティブの世界に相場の概念はない。

先日の発信で、一般的なオリジナルのホームページを1から制作する場合の相場は20~30万円くらいとお話しました。(もちろんピンキリですが。)

もし自分がその制作を全て一人で行えるスキルを持っている場合は、その20~30万円を自分一人で稼げるスキルがあるということになります。(自分の価格設定が10万円ならそれで大丈夫です。)

で、そのスキルを持っている時に、じゃあその20~30万円する価値のある仕事を「無料でやりますよ」って自分が言えるということで、もしそれを言ったら、恐らく食いつく人はめちゃくちゃいる訳ですよね。

求めている人がいる = 仕事が成立する」ということなので、その「求めている人」を探すことが出来なければ、そもそも自分が仕事をする状態にすら有り付けないということが出てきてしまいます。

ただ、無料で受けちゃうと自分の生活があるので、そこである程度の価格を付けるのが料金設定なんですが、実はこの料金設定の考え方がかなり大切で、ここを間違っちゃうとお仕事を取るの難易度がかなり上がってしまいます

クリエイティブの世界に相場はあってないようなものなので、まず基本として、僕はある程度の価格設定はするものの、フリーランスだからこそ出来る柔軟性を生かして、臨機応変に金額対応することをオススメします。

初期はお客さんを掴むということが第一優先。

なぜ、ある程度の価格設定だけしておいて、それ以上は臨機応変に対応した方が良いかというと、お客さんが料金だけを見て断るという場合がかなり多いからです。

僕の経験上「おいくらですか?」と聞いてくる人のほとんどは、クオリティは関係なく料金のことしか考えていない場合が多いので、料金設定が決まりきっている場合はこういう人への対応が出来ません。

特に初期の頃は見せる制作実績もなく、自分の権威性を見せることが出来ないので、こういうお客さんを逃してしまうのはかなり痛いです。

なので、こういうお客さんに対しては「大体〇〇円くらいですが、お客さんの予算に合わせて臨機応変に対応します。」ということと、「ぜひ一緒にお仕事をしたいという気持ち」をハッキリと伝えてみてください。

僕の場合、これまでに1度も仕事を断ったことがないのですが、お金に対する下心的なことは一切なく、「何でもチャレンジしたい!」という気持ちがあったので、自然とこういう形を取ることが出来ていたと思います。

この好奇心のような考え方はとっても大切なことなので、出来る限り持ち続けていて欲しいなと思います。

継続的に利益が発生するWin-Winを生み出す力。

僕は料金設定をする時に、もう1つ大切だと思っていることがあって、最初はなかなか理解が難しいことだと思うのですが「継続的に利益が発生する設計をする」ということです。

要するに「月契約」や「年間契約」の料金システムを考えるということです。

例えば、ホームページ制作をする上で、1発で10万円の制作をして売り切りとしても良いのですが、それを2年契約で分割払いにして、トータルで10万円になるような料金システムを組むということです。

10万円 ÷ 24回払い = 約4,200円 / 月々

お客さんからしても、1度に支払う金額が少ないので助かるという部分があったりするので、初期の営業としては「10万円でホームページが作れます!」ではなく、「月々、約4,200円でホームページが作れます!」と言った方がお客さんも取っ付きやすいですよね。

そんな感じで、目先の利益を気にせず、まずは「長い間お客さんとの接点を持ち続ける」ということですね。

接点を持ち続けるというのは本当に重要な部分で、単発で10万円をもらうより何倍もの効果があると思っていて、その理由としては「仕事の派生を作る時間を稼げる」という点があるんですね。

このお客さんとの繋がりを持てる2年間の時間で、自分がお客さんに対してどれだけ満足を与えられるかによって、「別の仕事の依頼(チラシや名刺など)」や「新たな紹介」を得られたりする可能性を上げることが出来ます。

ここで新たなお仕事や紹介が派生してくる可能性は、ある意味でギャンブル的な要素でもあると思うんですが、ここの大切さを見誤らず、2年間ただサイトの制作代金を回収しようという考えではなく、無理のない範囲で自分が出来る限りのギブをお客さんに与えられるように取り組んでみてください

見誤ってはいけないのは「信頼の力」である。

長い間お客さんとの接点を持ち続ける」ことや、その間に「出来る限りのギブをお客さんに与える」ということは、要するに「信頼を売る」という時間に繋がります。

この「信頼の力」を見誤ってはいけなくて、僕はここを徹底して来たからこそ、これまでの5年間、口コミや紹介だけでお仕事を続けて来れたと思っています。

そこで重要なのは、今、目の前にあるお仕事を心から楽しんでいることや、親身な対応や謙虚さなどがお客さんに伝わることだと思っています。

もちろんクオリティは当たり前に大切なことだと思うんですが、それと同じか、それ以上にこういったお仕事に対する姿勢や、お客さんに対する姿勢は「信頼」を生むことだと思うので、どんな時も忘れないでいて欲しいと思います。

僕の場合は、完全に独学でデザイナーになり、結構な遠回りをした上でたどり着いた答えになるので、皆さんの参考になる部分が少ないかもしれませんが、逆に言えば「今の時点では自分は何も出来ないという人」でも、これから全然叶えられる目標だと思うので、興味を持たれた方はぜひチャレンジしてみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer