クリエイティブのスキル向上に欠かせない「模写」がなぜ最大の近道かを考えてみた。
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クリエイティブのスキル向上に欠かせない「模写」がなぜ最大の近道かを考えてみた。

2022.04.19
2022.04.19

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

僕はクライアントさんの会社に半専属の様な形で契約してもらったりしているんですが、その中の1つの業務で「教育」というのがあるんですね。

で、そこでこれからクリエイターを目指す子達に僕がレクチャーしたりするんですが、そこでよく質問されることが「どうやって独学でデザインを学んだんですか?」ってことなんです。

ということで今回は、クリエイティブのスキル向上に欠かせない「模写」がなぜ最大の近道かを考えてみた、というお話をしたいと思います。

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「どうやって独学でデザインを学んだんですか?」と聞かれて答えること。

僕は正真正銘の「独学成り上がりクリエイター」で、専門学校や美大に通ってもなければ、基礎の「き」すら(詳しくは)知らない完全感覚派のクリエイターです。

要は、自分が良いと思うものが良いといった感覚を持っているだけなので、正直な話「なぜそれが良いのか?」と聞かれてもなかなかそれを言語化することが難しくて、そういう部分を言語化出来るようにブログを書いて表現力を高めていたりします。

そんな僕が「どうやって独学でデザインを学んだんですか?」と聞かれてまず1番に答えることは「ひたすらに模写してました」ということで、僕は自分が良いなと思ったデザインをひたすらにマネして作って来ました。

で、それを「365DAYS DESIGN PROJECT」と題して、1日1デザイン自分のスキルの勉強としてFacebookに毎日1つずつデザインを上げるというプロジェクトをしていたんですね。(そのほとんどが模写した技術のアレンジということです)

僕がなぜ「模写」が最大の近道だと思うか。

基礎の「き」すら分かってない僕にとって1番分かりやすい「クオリティの高い作品」というと、それは間違いなく「多くの人に評価されている作品」であって、ここを押さえていなければ話にならないと思いました。

Twitterのロゴがなぜ美しいか、スタバのホームページのデザインがなぜ良いか、Amazonのサイトがなぜ購入しやすいか、といったことを紐解いていく作業が(僕のような独学デザイナーにとって)1番の近道だと思い、僕はひたすらに模写を続けて来たんですね。

ただ、独学の自分に出来ること(理解して作業に移せること)には限りがあって、駆け出しの頃の僕が出来ることといえば、ホントに簡単な模写しか出来なかったんです。

ただ、そんな簡単な模写を毎日続けてアップしているだけでも、世間一般の人からしたら「すごい!」となることを知り、そこで評価が高いものが「なぜ評価されるか?」を考えたものを、自分が良いと感じるものに変換していったんですね。

技術や知識が付けば付くほど「クオリティの高い模写」が出来る。

分かりやすくいえば、英単語を10語しか理解していない人と、1000語理解している人が英文を読んだ時に、どちらがその内容を理解して読めるかを考えたときに、間違いなく後者の人の方が深い理解をすることが出来ると思います。

クリエイティブの模写もそれと全く同じで、技術や知識が付けば付くほど「クオリティの高い模写」が出来るわけで、要は、自分が出来ることが増えれば増えるほど、より質の高い学びを得ることが出来るんですね。

駆け出しの頃に、スタバのホームページ(のソースコード)を見て、どうやって作って(書いて)いるのかチンプンカンプンだった僕も今では(なるほどvw・vhで複雑なデザインの位置を指定しているんだというようなことが)理解出来るようになったわけです。

ただそれを先述した10語しか英単語が分からないような状態で見ても理解出来ないんですが、1000語学んだ今だからこそ理解出来たということで、要するに「模写はいつまでも有効な勉強方法」ということになるわけなんですね。

クリエイティブは進化し続けているからこそ「模写」を怠るな。

で、一応僕はクリエイターなので、ここではクリエイティブをメインとしてお話ししているんですが、基本的にはどんなサービスにおいても「模写をすること」はすごく大切なことだと思うんです。

簡単にいえば「マネをすること」なんですが、これを格好わるい(恥ずかしい)と思っている人がすごく多いと思います。ただ、割り切って考えて欲しいんですが、自分の完全オリジナルと言い切れるものってゼロに近いレベルだと思うんですね。

きっと99%くらいの人が生み出すものって、先人が作り上げたもののアレンジで、それを自分なりに研ぎ澄ませていくことで「オリジナルっぽいもの」を作っているだけで、きっと少なからず何かに依存していると思います。

そういう部分をしっかりと割り切って、「模写すること(マネすること)」を学びとして捉えて、良いものをコピーし続けることが、僕は成長の最大の近道だと思います。

なので僕は、色んなサイトを見ている中で「あ、良いなーこのデザイン!」と思った瞬間に、そのデザインを部分的にでも模写したり、自分の制作物に取り入れたりしています。

良いものは良いという事実だけは覆ることはないので、潔く自分に落とし込んで、もしそれで複雑な気持ちになるのであれば、参考にした人のことをSNSなんかで取り上げていくことで皆んなハッピーになると思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer