AIを使ってクリエイティブを生み出してみて感じたこと。
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AIを使ってクリエイティブを生み出してみて感じたこと。

2024.02.29
2024.02.29

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し9年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,570日、毎日ブログは1,340日を突破。(2023年12月31日現在)

先日、急遽依頼された(簡易的な)チラシのデザイン制作の際に、あまりにも画像素材が良いものがない状態の中で、ここ最近定番になっているAIの力を借りて制作しました。

最近はsoraという映像系のAIが出たりと、たまに触れておかないと機会損失が起こったりすることもあって、あえて触ったり頼ったりとちょくちょくやっている感じです。

ということで今回は、AIを使ってクリエイティブを生み出してみて感じたこと、についてお話ししたいと思います。

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チラシのメインビジュアルをAIで生成してみた。

率直にAIを使って感じることは、有名な「ChatGPT」の最新版を使わずとも、無料のAI生成ツールでも現段階ではかなりのクオリティをやりようによっては出せることに気付きました。

結局のところ「AIを使って画像をハイクオリティで生成してもデザインとして良いとは限らない」という感覚で、その生成した画像をどういう風に扱えるかがポイントになってくるんですよね。

僕としては、自分の仕事ではあくまで「素材生成」の立ち位置で、それをコンテンツとして生成していくようなビジョンは今のところないのですが、かなり融通の効くツールとして良い感じに助かっています。

あと、(一部サービスはどうか分からないですが)著作権の心配をする必要がないので、そういう意味でもオリジナルを作る身としてはかなり助かりますよね。

音声とAIでブログを書こうとしてみた。

もう1つ、デザイン制作とは違うんですが、この毎日書いているブログをもっとAIを使って効率化することが出来ないかも試してみたんですが、結論から言えばこちらは(僕の使い方が悪いのかもしれませんが)まだまだ実装出来ない感じがしました。

方法としては、僕がブログに書きたい内容をバーっとメモツールに音声入力したものを、ChatGPTに投げることで文章を整形してくれないかと考えたんですよね。

これが可能になれば、最近増えてきた車での移動中にブログの執筆の種が沢山作れるようになると思ったんですが、音声認識のクオリティはめちゃくちゃ上がっている中で、まだまだイントネーションや漢字までを完全に意図したものにすることは難しかったです。

加えて、その先にChatGPTにその文章を入れた時に、その漢字やイントネーションの間違いを前後の文章から認識することが難しかったり、そもそもの僕の話し方(語尾や言い回し)などまでの個性を表現することが出来ませんでした。

AIが発達して来たからといって感覚がなければ意味がない。

で、僕は以前からも感じているんですが、いくらAIが発達したからといってクリエイティブで素人が戦える場面が来るかと言えばそうじゃないと思っています。(というか確信しています)

というのも、そもそも味音痴の人が料理人になるのは難しいように、そのデザインが良いと判断しそれが周知されるものであるものを選べる人間ではないと、結局のところ良いデザインを作ることは出来ないんですよね。

要するにクリエイターとして基本的な「これが良い」という感覚が間違ってたら本末転倒で、良いものが目利き出来る人材が勝っていく世界はまだ続いていくということなんです。

AIがそれを認識してベストを提案してくれるタイミングがいつやって来るのかは分からないのですが、そうなった時にはもう「統計学」みたいな話になって来る気がして、そうなればほぼ全てのデザインが共通したものになって来るんじゃないかなと思ったりもしています。

AIとクリエイターは共存出来る。

僕はAIとの共存を目指している立場の人間で、決してAIに対抗してどうのこうのしたいとは一切していないので、うまく活用していけたら良いなと思っています。

ただ、実際に使ってみて感じたことといえば、AIに関していえば「AIを扱う技術」というもの自体がオリジナリティであって、それ専用の知識を入れないといけないこともあるので、僕のカテゴリーとは全然別物だと思ったんですよね。

ただ、これまで全く絵が描けないような人が、AIを使うことでクリエイターになれる可能性は全ての人に生まれる可能性が作られ、そういった可能性が広がること自体はすごく素晴らしいことだと感じています。

そんな中で、「AIを使いこなす人間」と「クリエイティブを目利き出来る人間」が組めば最強だと感じたし、それを利用した上でそもそもの基本的な技術とクオリティの高さを持っているクリエイターにとっては1つの追い風になるんじゃないかなと思いました。

AIによって仕事が失われるという不安も勿論あったりはしたんですが、こういう時代だからこそ「人としての判断」はかなり重要になって来ると感じたので、これからも良いものを見極められる感覚を研ぎ澄ましていこうと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer