独学でフリーランスデザイナーとして活動していけるようになるまでの個人的な指針。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)
気付けば2023年も残すところあと1日となっていて、歳をとれば時間の経過が早く感じるよってことを言われていたことを体験する日々が続いています。
そんな中、来年に向けて「初心に還る」ではないですが、何者でもなかった僕がデザイナーとなった指針を改めて回想していけたらなと思います。
ということで今回は、独学でフリーランスデザイナーとして活動していけるようになるまでの個人的な指針、についてお話ししたいと思います。
独学でフリーランスデザイナーを目指そうとしている方へ。
まず最初に、独学でフリーランスデザイナーを目指す方に伝えたいことは「日本だけを見るな」ということで、もちろん日本のクリエイティブにも沢山優れたものはあるのですが、海外の方が何倍も早く優れているということを知っておいた方が良いと思います。
これはデザインだけではなく、YouTubeにおける人気企画みたいなものですら、海外でやっていたものの二番煎じをあたかも自分達が考え出したかのように伝える流れもあるくらい、やっぱり海外の方がクリエイティブが進んでいるのは確実なんです。
そんな僕は10年以上前の駆け出し当時、英語は読めなかったし、今ほど翻訳ツールが優れていなかった状態でしたが、見よう見まねで海外サイトのデザイン制作チュートリアルを毎日3〜4記事分を、実際にPhotoshopやIlustratorで作っていたんですね。
いわゆる「模写」にあたる部分なんですが、そういう経験がどういう部分に生かされるかといえば「なんでも出来る」というリクエストに対しての再現力に繋がるのですごく大切です。
とにかく良いものだけを見続ける。
そして、これは先ほど言った「海外サイトも見よう」ってことと似ている部分もあるんですが、良い作品を作れるようになるためには「良い作品を見る」ということがすごく大切なんですよね。
ダサいデザインばかりを見ていたら、それに脳が順応してしまってダサいデザインしか作れない(思い浮かばない)ようになってしまうので、自分が作れる作れないに関わらずとにかく良いものだけを見ることに尽くしてみてください。
なので僕はクリエイター志望のある方とかに「どんなデザインを参考にされてますか?」みたいな質問をした時に、見せられたものを見ればその人がどんなクオリティの人なのかなんとなく分かっちゃう感じなんですね。
で、良いものを見たらそれだけでは終わらずに、次にその良いものを自分でチュートリアルも見ずに作ることが出来るかを模写することで、今自分が置かれている現在地が分かるので、良いものを見て、良いものを模写して、分からないことは自分で調べて習得するという流れを作ることが大切です。
スピード感を持っていつでも出来る環境づくり。
そして何よりも大切なことは「スピード感」で、(練習を)ダラダラと何日もかけてやるというのは良くなくて、タイムアタックではないですがなるべく早くそれを再現出来るように心がけましょう。
現金な話をすれば、デザイン制作においてスピード感は時給に直結することにもなるので、同単価のものをいかに早く作れるようになっているかは重要で、早く作れるに越したことはないということなんですよね。
もう1つスピードに関しては面白い部分があって、サンプル段階のデザインの提示が早ければ早いほど「クオリティが低くても驚かれる」ということがあったりするんですね。
もちろん雑に早くお仕事をするということではなく、質の高いものをスピード感を持って提供出来るようにしておくことは、相手のハードルを下げることにもつながるので、クライアントワークの中ではすごく生きて来る心掛けになると思います。
自分がクリエイターであることを叫び続ける。
そしてもう1つ忘れてはいけないことは「自分がクリエイターであることを叫び続ける」ということで、これは決して「僕はデザイナーです!」と大声で叫ぶようなことではありません。
自分がデザイナーであるということを証明するのはどこまで行っても「作品」なので、最初にも言ったチュートリアルで作ってみたものや、良いデザインを模写したものをSNSなどで投稿し、たくさんの人に自分がクリエイティブをやっていることを知ってもらうとが大切です。
これはクオリティがまだまだ未熟だと思う段階からでもやるべきことで、誰かの心の中で自分自身のことを「デザイナー」という部分で引っかかるようにしておくことにつながります。
「そういえばデザインやってたよね?」って言われるようになった時に、お仕事のキッカケが生まれることになるので、こう言った地道な発信はすごく大切だということを覚えておいてください。
そんな僕は、今はもうほとんど作品をネットにはあげてはいないのですが、やっぱり要所要所で「デザイナーです!」みたいな印象づけのためにデザインを提示することは心がけています。(ニューイヤーデザインとかね)
最後に、どんなお仕事でも同じことだと思うんですが、やっぱり「良いものに触れ続ける」ということは、自分自身の感性の基準を上げてくれるので、とにかく良いものを見ることを心掛けてほしいなと思います。
そしてその良いものを見る能力こそが僕はセンスと呼ばれる部分だと思うので、それを決して自分の基準だけではなく「世間からどんな風に見られているか」も合わせて考えてみてほしいなと思います。
そういった部分が世間のニーズとマッチし、それを再現する技術が伴ってくればフリーランスとしての活動が熱を帯びて来ると思います。
僕もこんな初心を改めて心に刻みながら、2024年は燃え尽きられるように走り抜けたいと思います。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。