中身の無いサービスほど「伝えたいことが山盛り」なんだと思った。
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中身の無いサービスほど「伝えたいことが山盛り」なんだと思った。

2023.10.21
2023.10.19

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

先日、僕が情報収集をしているとあるサイトで「プロの伝え方」みたいな記事を見かけ、なるほどなーと思う反面で自分自身は普段から実践していることだなと感じました。

そんな中、クライアントさんからの沢山の依頼を聞いている中で、それが出来ている人と出来ていない人がいることを改めて痛感したんですね。

ということで今回は、中身の無いサービスほど「伝えたいことが山盛り」なんだと思った、というお話をしたいと思います。

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中身の無いサービスほど「伝えたいことが山盛り」です。

僕がクリエイティブを受ける時に一番大切にしていることは「ヒアリング」で、そこではクライアントさんがエンドユーザーに何を伝えたいのかを汲み取ります。

その中でデザインの好みを聞いたり、構成を一緒に考えたりして、それをエンドユーザーにうまく届けるにはどうすれば良いかのクリエイティブを作っていくのが僕のお仕事なんですね。

そんな時に、クライアントさん自身の中でサービスの売りや方針、懸ける想いなんかがブレブレの時にこそ「伝えたいことが山盛り」で、要するに「中身のないサービス」ほど伝えたいことが支離滅裂なんです。

そういうお仕事をしている時になかなか思い浮かばないのが「コピーライティング」で、要するにクライアントですら明確に持っていない答えの中から伝えたいことを絞ることは、クリエイターサイドからすればもっと難しいことだと思ってください。

はっきりわかってるからこそはっきり伝えることができる。

冒頭でお話しした記事の中にあった言葉の中で、『はっきりわかってるから、はっきり伝えることができる』という一文があったんですが、まさにそれってこのことだなって思ったんですね。

例えば、スタイリッシュでクールな感じの商品を届けたい時に、コピーライティングはそれに準じたものを付けたにも関わらず、使っている写真は素人が適当に撮影した写真なんてこともあったとします。

「メッセージに一貫性を持たせないと伝わらない」中で、そこでエンドユーザーが迷うことと言えば、「え?格好良いの?格好悪いの?どっち?」みたいなことで、ちんぷんかんぷんの状態になっちゃうんですよね。

「メッセージはこれ」「写真はこれ」みたいな、ブランディングとしての一貫性を持っているサービスほど、ここがブレることがないので、クライアント自身も「こだわるポイント」に自然となれる訳です。

シンプルだからこそ沢山のアイデアが溢れ出て来る

多くの人が錯覚しやすいだろうと思ってる感覚は、「中途半端な売りが沢山あるから沢山伝えられる」と思うんですが、結局のところそれは尖りという良さを平らに慣らしていった結果生まれた「無難」って形なんですね。

その「無難」が生まれてしまった時に、皆さんは何を1つだけピックアップして伝えようと思うか考えて欲しいんですが、特にピックアップするものがないから全部伝えようとするんですよね。

僕はこれまでのお仕事の中で「これだ!」と思うものは確実にクリエイティブをかませば売れる経験をしてきたんですが、伝えたいことがシンプルだからこそ、沢山のアイデアが溢れ出て来ると感じます。

良さが定まってなかったり、まとまりのないものをまとめるのは大変だからこそ、答えが明確なサービスのクリエイティブをする瞬間が本当に楽しくて好きだということを改めて感じました。

良いものを作りたいたらクリエイターを迷わすな。

某ファンディングの番組で、志願者が出資者から詰められてよくタジタジしているのを見ますが、どうして自分が「これだ!」と思って練りに練ったサービスを詰められた時に、そんなにあやふやな回答になるのかが僕は分かりません。

経験不足で分からない部分は仕方ないにしても、流石にサービスとしての芯の部分で詰められた時には、スラスラ話して欲しいなって思う訳なんですね。(なので出資者が怒る理由がいつもよく分かります)

要するに「心で話してないからブレる」ってことなんです。

分かりやすく言えば、お風呂に入って最初に洗う場所って皆さん毎日意識してやっていないと思うんですが、毎日同じ場所から洗うと思うんですね。

サービスの信念だってそれくらい自分自身の思考に落とし込まれていて当然だと思うし、自分が伝えたいもの、広げていきたいものをそれくらいの深度で話せることって僕は当たり前だと思うんです。

クライアントが迷ってたら、クリエイターはもっと迷う中で、要するにクライアントは、良いものを作りたいたらクリエイターを迷わすなってことなんですね。

僕はクリエイター人生の中で、「一貫して言ってることがずっと変わらない」と言われるんですが、それがあるからこそ、それが信頼に変わっているんだと思います。

「伝えたいことが沢山あるは芯がない」と心に重んじて刻んで、これからもシンプルに生きていきたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer