フリーランスの税金対策を徹底しているが故の不安と葛藤。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)
フリーランスとして活動している中で大きな買い物をする時に、大体の方はローンを組んだりすると思うんですが、僕はそういうことがしづらい立場にあったりします。
正確に言えば「わざとそういう立場にしている」という形なんですが、これによって自由が奪われてしまっていることを感じます。
ということで今回は、フリーランスの税金対策を徹底しているが故の不安と葛藤、についてお話ししたいと思います。
フリーランスとして生きるためのずる賢さ。
今からめちゃくちゃ非国民的なことを言いますが、僕はこの日本という国に「出来る限り税金を払いたくない人」なんですよね。
これに関しては、全てキッチリとバカ正直に税金を払おうと心掛けているフリーランス(もしくは経営者)って探すのが難しいくらいだと思います。
昔はよく「税金を払わないなんて有り得ない」と、税金対策的なことをしていたら怒られたりしたんですが、僕はこのスタンスを貫き続けて来たことに素直に自分を褒めてあげたいと思います。
というのも、不景気になってきたこの日本において「税金が高い!」と文句を言う人が増えて来ている中で、そんな部分を最初から気付いていたからこそ「最低限払う必要のある税金のみ支払ってきた」というのが、フリーランスとして生きるための1つのずる賢さだと感じています。
税金対策を徹底しているが故の不安と葛藤。
冒頭でもお話しした通り、今度は周りから「税金支払わなくて良いよね」って妬みを言われることが増えた僕なんですが、逆にローンを組みづらいという立場にあったりするんです。
というのも、税金対策をするということは「建前上は低所得者として見せる」という形になるので、その分で税金を免れている部分がある代わりに「社会的信用が低い」立場になっているということです。
正直な話、実際にはそこら辺のサラリーマンと同じくらいは収入がある中で、税金対策を徹底しているからこそ経費制度を上手く使ったりすることで扶養範囲に抑えたりするようにしてたりするんですよね。
結局見られるのは数字の部分になるので、税金を支払う額は少ない形にはなるというメリットはある反面で、税金対策を徹底しているが故の不安と葛藤があるというのも事実です。
もっと多くの人が持つべき日本の税金の闇への危機感。
今年から収入が1000万円以下のフリーランスの人には更なる悲痛になる「インボイス制度」というのが始まります。
「適格請求書」というのを発行出来る事業者の請求書のみが「消費税」として認められるので、インボイス制度に登録をしている事業者同士ばかりが取引をする形が生まれるということです。
これがどういう風になるかと言えば、シンプルに10%の消費税の納税が義務になるということで、1000万円以下の収入だった事業者はさらに生活が苦しくなるという形になります。
まぁこれに関しては、今までそこが免除されていたのが不思議なくらいの制度ではあったのですが、ひと昔前の消費税3%の時代を知っている人からすれば、あれから7%も上がっている中で生活は苦しくなっている現状に危機感を持った方が良いと僕は感じてます。
全ての人が生きやすくなる世界へ。
海外の話ばかりをすれば「じゃあお前が日本を出ていけよ」とか言われたりするんですが、こういう問題に関しては得している人を妬むんじゃなくて、もっと危機感を声や行動に出していくべきだと思うんですよね。
今日本の税金は10%で、海外を見れば30%近い税金の国があるので「日本はまだ安い方だね」と勘違いする人も多いと思いますがそんなことはありません。
30%の国の中には「医療費無料」だったり「学費無料」だったり、それでいて最低賃金が日本の数倍だったりする中で、生活する上で自分達に身近なところでの優遇が沢山あったりするわけですよね。
日本だったら、小中だけではなく、高校や大学に通わせるだけ公立に行けなければ数百万円単位のお金が飛んでいくわけで、それを払えるか不安という状態で自分の生活を犠牲にしているお父さんお母さんってホント多いと思うんですよね。
「子供のためなら…」と自分の自由を犠牲にして可能性を消している人達を僕は沢山見てきたし、そういう人にとっても可能性を感じる国になって欲しいなと切に感じています。
今僕は自分自身に課した「社会的信用がない」という鎖の中でもがいている状態ではありますが、この道をぶち抜いて、なんとかして新しい道に進んでやろうと思います。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。