フリーランスって孤独な生き物だと思ってた。

僕がフリーランスを目指した理由の１つは「自己完結」で、誰にも迷惑をかけずに細々とでも自分だけの人生を完結することが出来るものだということを実証するという目的がありました。

きっと僕は普通に生きていれば「社会不適合者」で、きっと皆さんが普段から当たり前のように経験されているその当たり前が、僕にとっては苦痛になることが沢山あるんですね。

そんな普通の人とは違う道を選んだ弊害というのは確かにあって、僕がフリーランスを志した十数年前には周囲のフリーランスに対する認知度も低く、孤独感が今では想像出来ないほど強いものでした。

そこに独学で無知識の僕が「デザイナーになる」なんてアホな夢を持って飛び込む訳ですから、人の笑顔のためとは言えど、たった一人の夢がただのエゴで終わらないかは紙一重だったと思います。

お仕事でトラブルになった時に相談したら。

僕はフリーランスになって（多分）８年目で、年齢的にもまだ若い方（金髪だから見えがち）な存在なので、企業さんや年齢層が上の方からは足元を見られることが多いんですね。

実力でそれを証明して、その若さみたいなものをギャップとして上手く利用する形でこれまで生きてきたんですが、やっぱり若さが得をすることって相手が大人だとほとんどありません。

今回のトラブルも「大したフリーランスじゃないなだろ」みたいな感覚で足元を見られて、僕がビビると思ってそれなりの手続きを踏んで通知を送って来られた感じでした。

僕は人の笑顔のために仕事をしているので、そこまでしてお金に執着したいと思わないんで泣き寝入りしても良かったんですが、周りの方に相談した時のリアクションを見たら「戦おう」となりました。

自分の後ろには仲間が沢山いてくれたことに気付いた日。

今回のトラブルの原因になった僕の作った作品を見て「この作品が批判される理由が分からない」といった感じで、初めて僕を知った方々が僕よりも怒ってくださる事実を知りました。

周囲の人からは「わかる人にはわかる」「見てくれる人は見てくれてる」みたいな声をかけてもらって、もしトラブルが大きくなったら一緒に戦うから、泣き寝入りせずに戦ってくれと言われました。

そこでこれまでの自分のコネクションを使わせてもらって、専門家の方に相談したところ「いつもお世話になってるんで今回の費用はいただきません」と言われる始末で、僕はそこまで恩を与えたつもりはないのにも関わらず、僕に恩を感じてくださっている方の多さに気付きました。

SNSで軽く呟いたところすぐにそれを拡散してくださって、僕の力になってくれる人を募ってくれた方がいたり、それにリアクションをくださった方がいてくれたこともすごく心強かったです。

僕は僕を応援してくださる人のために戦う。

僕はやっぱり「人の笑顔のため」にお仕事をしていて、自分の好きな仕事で想いを伝えながら、そして誰かの想いをデザインを通じて代わりに伝えながら自分も立ち続けれたらと考えています。

本末転倒なんですが、今回のようなお仕事においての「金銭トラブル」みたいなことに僕は付き合いたくもないし、自分がどれだけ仕事をやった自負があっても「満たされなかったなら払ってもらわなくて良いよ」って思う部分あるんです。

ただ、僕の後ろを振り返った時に「一緒になって戦ってやるからお前は戦い続けろ！」って言ってくれる仲間がいた時に、僕は自分の作品に対して、そしてそれを見る人が感じてくれたことに対しては自信を持って戦おうと思いました。

大事にしてまでもらったお金は別に嬉しくも何ともないんですが、そんなことよりも都合よく自我を通す人間が良い目をする世界線を僕は正直許せないんですね。

応援してくださる方の為に、少しでも良い結果を報告出来るように、僕と繋がってくださっている方々と共に戦わせていただきたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。