中学校教員の友人にホームページ制作の授業の相談受けていて思ったこと。
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中学校教員の友人にホームページ制作の授業の相談受けていて思ったこと。

2022.12.11
2022.12.11

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

少し前から、中学校教員であり昔からの友人から相談を受けていて感じたことが沢山ありました。

学校の先生から授業で使う教材の相談を受けることなんて稀なことですが、真摯に向き合って意見を伝えていましたが、自分の能力が評価されていることに嬉しさも感じました。

ということで今回は、中学校教員の友人にホームページ制作の授業の相談受けていて思ったこと、についてお話ししたいと思います。

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学校現場で行われているプログラミング学習。

現役で教えている先生の授業でどんなことをしているかの話を聞いていると面白いなと思うことが多々あるんですが、それを仕事としている僕から見ての現場の勉強は「ちょっとよく分からない」ということが多いです。

それはもちろん素人が何も知らない人にプログラミングを形式的に教えてるから仕方ない部分はあると思うんですが、果たして実務に繋がらない学びに意味があるのか?と考えた時に僕は疑問なんですね。

恐らく「プログラミングってこんな感じ」って感覚を子供達に教えて、興味を持ってもらった上で、話はそこからってことだと思うんですが、僕が現場のお仕事で感じてる内容とは程遠いです。

僕が独学だったから感じることなのかもしれないんですが、僕はどちらかと言えば現場での即戦力の方が生きやすい世界だと思うからこそ、現実的な意見を言ってしまうんだと思います。

友人から相談された教材のお話。

どうやら友人が技術の教員で、最近では技術の授業で「ホームページ制作の基礎」を学ぶそうなんですね。

これからhtml(っていうコード)で書きますよっていう「doctype宣言」から、<head>の中に<title>を入れて〜<meta>にはUTF-8を設定して〜みたいなことを書いたプリントを作っていました。

で、友人が作ったプリントを見て僕がどう思うかの意見を聞かれたんですが、やっぱり素人の感覚でネットで探した情報で作った教材はどこかニュアンスがおかしい部分が多々あったんですね。

そこで僕がやったアドバイスは、ホームページに使うコードを単品で教えるのではなく、構造を教えることで理解がしやすいし楽しくなるよってことを伝えたんです。

ホームページを作る上での基礎である構造。

ホームページを作る上で重要視しないといけないのは先ほどもお伝えした通り「構造」で、この構造があってこそGoogleシステムが「あ、そういうことね!」って感じで見に来てくれたりするわけです。

支離滅裂な構造でコードを殴り書きしていてはGoogleのアルゴリズム的に外されてしまいますし、やっぱりその辺りのルールを知っておく必要があるんですね。

実際のところそこまで難しいことではなく「本の目次」を意識して書けば良いだけの話なので、<h1>~<h6>までの規則と、そこに対して<img>や<p>をどういう風に使っていることが理解につながっているかを教えました。

ホームページ制作といえば「デザイン」みたいなイメージがどうしても強くなると思うんですが、基本的な構造は(特に)文系の理解を持っている人なら「なるほど」と思ってもらえるようなシンプルな構造なんですね。

素人が素人に勉強を教えなければならない難しさ。

今回友人は、偶然僕のような実際に制作を行なっている立場の人間からリアルな現場の情報を踏まえた上で相談を受けることが出来たと思います。

ただよく考えてみれば、こんな機会が得られる先生は稀で、ほとんどの教員が今日も元の見様見真似で作ったダメダメだったテキストを使って学びを提供してる訳なんですよね。

そういう部分を見ていると、どうしても中途半端な授業が多くなってしまうんだなってことも感じて悲しい部分はあるんですが、もっともっと自由な学びが出来るようになれば良いなと僕は思います。

例えば僕のようなフリーランスに日当なんかを支払って、ホームページの授業だけ外部委託するなどの形を取ってもらえたりとかすれば、もっと子供達の可能性は広がっていくだろうなと思いました。

結局のところ、学びっていうのは楽しさがなければ続かないことだし、先にも繋がらないことだと僕は思うんですね。

なので、この最初の一歩という部分で「楽しい」って思ってもらうことが大切だと思うので、変な機会損失にならないように最初を大切にしてほしいなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer