脱サラで鉄板焼き屋をやると決めた先輩に愛のある説教したその後。
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脱サラで鉄板焼き屋をやると決めた先輩に愛のある説教したその後。

2022.12.06
2022.12.06

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

少し前の発信でもお話ししたんですが、僕の命の恩人でもある先輩が突然、鉄板焼き屋になるという夢を僕に語って来たことがありました。

内容を聞けば聞くほどに、言い方は悪いですが浅く感じてしまって、僕は事業主の先輩としてそこで全力で説教をしたんですね。

ということで今回は、脱サラで鉄板焼き屋をやると決めた先輩に愛のある説教したその後、についてお話ししたいと思います。

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先輩からの相談を受けて珍しく怒った話。

少し前にもお話ししたんですが、先輩から突然連絡があって「浩太!俺会社辞めて鉄板焼き屋やるわ!」ということを伝えられました。

奥様も子供もいて、家も買ったばかりのローン生活の中で、この人は一体何を言っているんだと思いながらも話を聞いてみることにしました。

「夢を追う」という強い思いと、そこで借金を(計算すらしてない500万円くらい)する覚悟でやるという話を聞いたのと同時に、その覚悟に伴っていない現在の行動量に対して僕は「無責任な夢ですね」と、その夢を一蹴しました。

最初は「お前に人の夢を否定する権利はない!」と言われて口論になったりもしたんですが、僕も無謀な夢を叶えたひとりの人間として、立場の違う先輩を漢気だけでは失うものが多すぎるということを伝えたかったんです。

フリーランスの背景にある地味な苦労。

世間の人は、僕のようなフリーランスデザイナーというお仕事を想像した時に「好きなことを仕事にしている」「自由なのがいい」みたいなイメージを持つと思います。

要するに、他の人達より満たされていることが多いだろうって感じで見られることが多いと思うんですが、好きなことだけやってたら仕事って成り立たないんですよね。

サラリーマンの人と同じで、人にペコペコ頭を下げることもあれば、確定申告なんかではゴリゴリのお金の計算もしないといけないし、比較的サラリーマンの方よりはリスクが真後ろについているって感じなんですよね。

僕からすればサラリーマンの方が持っている(フリーランスよりはある)安定の部分をもっと有効活用しながら、例えば週末だけは夢に向かって活動するってことが出来ると思うんです。

ただ先輩は、そこで一切やれる努力をしていないのにも関わらず、いきなり自分を追い込むためにと格好つけて、脱サラすると言い出したもんなので「そんな甘くないです」ということを伝えました。

サラリーマンのうちからやれる努力。

僕はそこで「今やれる努力を全力でやってから仕事辞めるとか言ってください」と言うと、何が出来るんだ?ってことを聞かれました。

自分の生活圏内の人を満足させられない人のサービスが成り立つわけはないので、僕は「ご近所さんに商品を無料で配って意見を聞く活動をしてみてください」ということを伝えました。

自分の作った料理を、ご近所さんに食べてもらうことに加えて、軽く自分の夢を話す機会を作れるだけで世界は変わってくると思うし、そういうどぶ板営業的な部分が僕は飲食店をやる人の思考として必要だと思ったんですね。

それくらいの規模であれば、自分のやれる時に人と触れ合いながら色んなことを試行錯誤出来ると思うので、それをキチンと説明したところ先輩は「やってみる」と納得してくれたんです。

しばらく経ってからもらった先輩からの電話。

そしてその後、数週間が経って先輩から電話があったんですが、まず先輩からは「コータごめん。仕事辞めるとか浅はかやったわ。」という言葉でした。

今は僕の伝えたメッセージを元に、現状は今出来ること(レシピの試行錯誤など)を必死にやっていることと、少しずつ夢を動かそうとしてる姿勢(試食会を開くなど)を聞かせてくれて、感謝の言葉と次の行動への相談をもらいました。

僕からすれば当たり前のことを当たり前に伝えるだけなんですが、そこには少なからず嫌われる覚悟があって伝えることもあるんですね。

そんなリスクを背負ってまで伝えたメッセージの甲斐あって、僕は先輩とその家族のためのブレーキになり道標になれたことが何よりも嬉しかったです。

夢を追うことは大切なことだし、夢を追っている人を心の底からリスペクトしているんですが、その苦悩や大変さを知らないまま大切なものを失うのは違うと思うので、そこは愛を持って接していきたいと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer