連続して何度も修正依頼して来る人に欠けている相手を思いやる想像力。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)
先日、お仕事の依頼で「名刺のデータを修正して印刷してほしい」と依頼が来て、もちろん喜んでといった形で受けさせてもらったんですね。
既存の名刺に指示を書き、メモ用紙に記載内容を書いた写メが送られてきて、早速修正作業を開始してすぐに今回のお話が生まれました。
ということで今回は、連続して何度も修正依頼して来る人に欠けている相手を思いやる想像力、についてお話ししたいと思います。
Index
自分が考える「当たり前」と世間とのギャップ。
今回の案件は「名刺の修正と印刷」ということで、既存の名刺の氏名・電話番号・肩書きなんかをパパッと追加・修正して終わりの簡単なお仕事だったんですね。
お仕事の流れからいうと、クライアントから送られてきた修正箇所を指示された通りに入力して「これでいいですか?」と仕上がったデータを送って確認してもらい、問題がなければ印刷に進むという流れです。
で、(決してクリエイター目線ということではなく)僕の感覚では「修正内容」っていうのは、そもそも依頼前に完全に確定しているものだと思っていて、そうじゃなければ依頼出来ないと思うんですよね。
要するに「データを修正したい」という思いだけでは伝わらないので、修正後の理想を仕事として相手に伝えるには内容が伴って当然なわけなんですが、案外ここの優先順位が整っていないクライアントさんがちらほらいたりするんです。
「名刺の修正」程度の簡単なお仕事の中で。
いざ名刺のデータ修正が始まり、言われた通りに3行くらいの文字列をフォーマットに沿って修正し、そのデータを画像として書き出しクライアントに確認のために送ったところ「ここを変えてほしい!」と依頼が来ました。
まぁ1発で終わることはなかなかないことなので、「了解です!」と1回目の作り直しをして再送したところ、「やっぱりここも変えてください!」と2回目の指示をされ、それが3回4回と続いた時に、仲介してくださっていた方が少しイライラし始めたんですね。
僕は経験もあるので、仕事で大きなストレスを抱えないよう振る舞うことが必要だと思い、こういうタイプのクライアントさんを相手にする時に使う「僕は急いでいないので、ゆっくり内容を練った上で明日にでもまた送っていただけますか?」的なメッセージを送ってほしいとお願いしました。
たった3行程度の文字を修正するだけにも関わらず、これだけ内容が整っていないフワッとした状態で依頼をしてくる人って意外と珍しくないのが現実なんです。
デザイナーという仕事が周知されていないからこその弊害。
きっと多くの人は「デザイナー」という仕事が一体どんなものなのかを知らない部分が多いと思いますし、それは僕が音楽家の仕事を分からないのと同じです。
加えてデザイナーといっても、一概にも僕と同じように紙媒体・WEB・動画なんかの制作を行なっている人間だけではなくて、例えばアパレルだったり建築だったり、いろんな分野でデザイナー活動をしている人がいたりするからですね。
ただ、今回お話ししたいことの中で大切なこととして「分からないからこそ出来る気遣い」ってあると思うんです。
僕が逆の立場だったら、相手にとって失礼や手間を取らせないように慎重に準備すると思うんですが、それが出来ていないというのは、知らない職業への理解は関係なく、人間的な部分だと僕は思っています。
何度も修正依頼して来る人に欠けている相手を思いやる想像力。
こういうことに関して何度も僕は言ってきてると思うんですが、人間的な部分がどういうことかといえば「思いやり」だと思っています。
「相手がされると嫌なことはなんだろう?」って考えた時に、普通の人であれば「何回も修正を指示すると手間がかかる」ということくらい簡単に想像出来ると思うんですね。
ただ今回の件では、たった3行程度の修正のために3〜4回以上の修正を行わないといけないとなれば、もうそれは人格疑うレベルの謎加減で、仲介してくださってた方はイライラしてましたが、僕は一周回ってちょっと笑ってしまいました。
知らないからこそ「分からなかったので!」というスタンスで放置するのか、知らないこそこれでもかと準備するのでは、相手に伝わる思いやりのエネルギーって全然違うので、どんなお仕事に対してもそういう心持ちで対応するのがいいかと思います。
今回の件を通じて、クライアントには申し訳ないんですが、きっとこのままの感覚でお仕事をしているようでは、おせっかいかもしれませんが、僕個人的には未来が不安だと思います。(近しい存在だからこっそり発言させてもらいます)
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。