「優先順位」の設定を誤ることで起こる二度手間に対してクリエイターの僕が思うこと。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)
仕事でもプライベートでもなんでもそうなんですが、僕は仕事が出来る人(気の利く人)は総じて「優先順位の付け方が上手い人」だと思っています。
ここでのギャップが大きければ大きいほど、良い関係というのが築けないと思うので、共存する上でまずはギャップを埋める作業が必要です。
ということで今回は、「優先順位」の設定を誤ることで起こる二度手間に対してクリエイターの僕が思うこと、についてお話ししたいと思います。
僕が「要領の悪い人」だと思う人の特徴。
冒頭でもお話ししましたが「優先順位の付け方が上手い人」のことを僕は要領の悪い人だと思っていて、これに関しては学歴なんてものは1ミリも関係ないと思っています。
計算が出来なくても、技術がなくても全く問題なくて、ここで必要なのは「気が利く」とか「空気が読める」といった要素が特化してるかが大切で、この要素が伴っていない頭でっかちの人に出会うと僕はすごく残念になります。
頭でっかちは頭でっかちで尖って突き抜けてくれてたら良いんですが、そこまでビックリする程尖っている人って珍しいので、結局のところ僕にとっては「要領の悪い人」に感じてしまうんですね。
それぞれの環境で必要になってくる能力のバランスがあると思っていて、そこでは知識・技術は6で良いのにも関わらず10(4オーバー)あって、残りの4で必要な他の要素が0だったりする感じです。
「要領の良さ」と「技術・知識」のバランスが重要。
で、そういう部分でバランスの人が環境に合わせて上手く取れている人は「要領が良い人」に写ると思うんですが、この「優先順位の付け方」の部分に関してはいくら学歴が良かろうが、知識や技術があろうが関係ないんですよ。
なぜそれがここまで断言して言えるかといえば、僕自身がそうだからなんですよね。
学歴もなければ、別に技術がそこまで高いわけでもない、そんな中でも周りに超高学歴のエリートだらけの中で普通に働けているのは、僕の「要領の良さ」と「技術・知識」のバランスが良いからだと思うことが実際に多々あるんです。
自分が求められている以上のクオリティ(過剰性能)を生む知識・技術が不要になる世界は確実にあって、そんなところを尖らせている余力があるのであれば「要領の良さ」を伸ばせば良いのに、それが出来ない人がいるんですよね。
「過剰性能」に気付かないことで起こる弊害。
「僕はバカです」って言うと、いきなり何事かと思われるかも知れませんが、賢い人たちが使うような横文字とかが分からなくて、「〇〇さんからのFBです!」とか言われても「は?」ってなっちゃうわけです。(FB = フィードバック らしいですがフィードバックの意味すら分かんねぇよ)
ただ、そんな横文字に疎い僕には「そのプロジェクトがどういう優先度で進めばスムーズに進行するか?」ということを判断する能力があります。
で、僕は心の中で「横文字なんて覚えてる暇あったら要領の部分を磨けよポンコツ」と思ってお仕事をしているような人間です。(ちょっと口悪いですけど)
要するに、目指すべきはスムーズな進行で完璧にゴールテープを切ることで、その過程での形式とか順序とかって、人が関わっていることなので臨機応変に対応しないと同じ状況にはならないわけですね。
それを全てのプロジェクトでカチコチに要領の悪い人間がスケジューリングするもんだから、二度手間だらけで嫌になっちゃうことがあるわけです。
そこで必要なのは「知識を使った想像力」で、そういう想像力を働かせるために必要なのが「要領の良さ」なんですよね。
要するに要領の良さって簡単にいえば「思いやり」なんです。
「優先順位」の設定を誤ることで起こる二度手間。
僕なんかのお仕事の場合、依頼者の頭の中にあるものをイメージした上で、依頼されたものを作るのがお仕事なんですが、たまに仲介者を挟んで仕事をすることがあるんですよね。
で、その時に仲介者から「こんな感じでお願いします」と言われたものを完璧に再現して作ったところ、「社長に意見を求めたらイメージと違うと言われたので作り直してください!」とか言ってくるポンコツがいるわけなんです。
ここで必要になってくる「優先順位」の1つ目は「まずデザインを頼む」ではなく、「まず最終決定権を持つ人と意見を合わせる」であって、そこを飛ばして依頼することって無駄になる可能性のある行動なわけですね。
それは共同でのプロジェクトなら、A社とB社それぞれに最終決定権のある人間がいる訳なので、まず第一にやるべきことは「A社とB社それぞれの最終決定権のある人の意見を合わせる」ということであって、間違っても「A社の意見だけで制作を進める」ではない訳なんですね。
少し考えたら、「もしもデザインが出来上がった後にB社がイメージと違うと言ったらデザイナーさんに迷惑をかけるかも知れない」ということが分かると思うんですが、そこを想像するのに学歴とか知識・技術は1ミリも必要なく、必要なのは「想像力(思いやり)」だけなんですね。
そういう場面に出くわして、自分が巻き込まれた時には発狂したくもなりますが、最近は「はいはい」って感じのテンションで落ち着けるようになりました。
作り直しとか、二度手間とか「あの時間はなんだったんだ…」となれば、やっぱりあんまり良い気はしないことではあるので、そういう想像力を働かせられる人とお仕事をするのが精神衛生上良いのかも知れません。(これを読んだ人は少しは気にかけてあげてね)
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。