金髪パーカージャージ野郎が公的事業のお仕事に携わっている事実を感慨深く感じた日。
記事を音声で聞きたい場合はこちらをクリック | by stand.fm
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)
新しいお仕事なんかで、これまでと違うと感じるステージに立てたりしたと感じた時はいつも「独学でフリーランスデザイナーになる!」と決心した日のことを思い出します。
「フリーランスに信用はない」と周囲から言われ続けた約8年前、今の僕が立っている場所を誰が想像出来たでしょうか。
ということで今回は、金髪パーカージャージ野郎が公的事業のお仕事に携わっている事実を感慨深く感じた日、についてお話ししたいと思います。
「フリーランスに信用はない」と言われ続けた日々。
今の時代を生きる皆さんには想像もつかないと思うんですが、僕がフリーランスで生きていくと決めた約8年前には、そもそも「フリーランス」という言葉は浸透していなくて、僕自身もそういう言葉があることを知りませんでした。
「人を笑顔にしたい」という想いを持って、人を前向きに出来るようなメッセージを自分の人生をかけて届けたいっていうことだけをエネルギーに前を向いてきて、今のようにスキルもクソもないズブのド素人の僕はデザイナーを目指しました。
きっと自分達には分からないレベルの感覚なんだと思うんですが、想像以上に周囲の言葉や目っていうのは残酷で冷たくて、家族や友人なんかですらそういった対応をされることもあったので、自分を突き動かすものが「復讐心」や「反骨心」だったのも事実です。
今思えば柔軟な時代になった。
そんな金髪パーカージャージ野郎の僕が今、「公的事業のお仕事」の制作者として大きな会社に打ち合わせに行ったり、撮影に行ったり、当たり前のように働いていたりします。
別に「金髪」「パーカー」「ジャージ」を正解と思っているわけではなく、もちろんもっとキッチリとした服装で行くことが好ましいのは分かってるんですが、(撮影機材を持って移動したりとかするとこういう格好が楽なので)自分がよりフットワーク良く動ける服装を心がけてるんですね。
スーツでカチカチに固めてお仕事をするのはもちろん素晴らしいことだと思うんですが、それによって移動や撮影がしづらくなってしまって、結局クオリティが下がってしまっては本末転倒なので、もし失礼に当たるような場面があった際には「なぜこのスタイルか?」を説明出来るようにしています。
まぁでも、髪の毛の色なんかにしても、注意されることもこれまでたった1度も経験がないので、金髪であろうが、服装がなんであろうが、(仕事柄もあるかもしれませんが)こういう人なんだと見てもらえるような、柔軟な時代になったなと感慨深く思います。
見た目ではなく技術や中身を見てもらえる時代。
ここで1つ嬉しいのは、個人事業主間での取引の中であればこれまでにも沢山あって、どちらかと言えばクライアントさん側も私服だったり、スーツなんかの正装をしている方はすごく少なかったんですね。
そんな中でもやっぱり、仕事を受けている側としては正装で行くのが1つの礼儀みたいな感じの風潮が少なからずあったんですが、そこは随分前に緩和されていたりしたんです。
でもここ最近では、僕の周りだけなのかもしれませんが、多種多様な生き方が出て来た中で、正装や礼儀の形が大きく変わっていて、僕のようなお仕事の人間にとってすごく生きやすい世界になって来たと感じました。
要するに、これまでのお仕事では「見た目(ステータス)」が入口だった部分が、どんどん「実力主義」になり、技術やその人の中身を見てもらえる時代になったということですね。
もちろん実力ありきの世界の中で。
勘違いしてはいけないのは「実力ありきの世界」であって、見た目を(派手な感じで)自由にすることがポジティブなことではないのは僕自身感じます。
ただそこで「見た目とのギャップ」をお仕事のクオリティで示せるのが今の時代だと思っていて、ひと昔前であれば門前払いだったのが、そこで自分のオリジナリティを活かせる時代になったということですね。
なので、僕が今この「公的事業」のようなお仕事の場所に立てているのは、もちろんクオリティが先行しているからであって、僕に実力がなければ立てていない場所だということは自負しています。
その中で「自分のスタイル(生き方)」みたいなものを認めてもらえるような時代になり、そんな場所に立っている自分の姿を約10年前の自分に見せてあげたいなって思いました。
当時はお先真っ暗で、夢と呼んでもいいのかも分からないような漠然とした希望だったんですが、そんな夢を叶えることが出来たことに対して少し褒めてあげたいなと思いました。どんな夢でも信じ続ければ必ず叶うので、諦めず進んでほしいと思います。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。