独学フリーランスデザイナーの僕が若い世代にプレゼントしてあげられること。
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独学フリーランスデザイナーの僕が若い世代にプレゼントしてあげられること。

2021.10.16
2021.10.16

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

先日、僕が講師(という形)を務めるインターン生とのデザインプロジェクトで、段取りが上手くいかなかった上司に「コラッ!そんなことしたらインターン生が困るじゃんないですか!」的な指摘をした件で進展がありました。

そこで、やっぱり僕は『人に何かを教える』ということが好きだなぁって思ったんですね。

ということで今回は、独学フリーランスデザイナーの僕が若い世代にプレゼントしてあげられること、についてお話ししたいと思います。

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大したデザイナーじゃない僕が伝えられること。

正直言って、僕は『クリティカルなデザイン』と呼ばれるような、アーティスティックなデザインを生み出せるようなデザイナーじゃありません。

そういう人は、美大に行ったりとか、海外留学を経てそういった感性を磨いていくような独特の道を歩んでいる人達だと思うんですが、僕のように元々センスを持っていないような人間でもデザイナーになれる方法があるんですね。

それが、僕がデザイナーをお仕事をする上で、能力値として全振りしている『人の理想を形にする』という部分で、ここで大切なことは「なぜそうしたか?」を言語化することだと思っています。

お客さんの話を聞いて「お客さんが頭の中で描いていることはこうだから…」という部分を言語化し、「自分はこういう風に表現しました…」ってことも言語化する。その言語化した部分を一致させる努力をするといった感じですね。

要するに「ただ単にカッコいい(可愛い)作る」ということではなく、お客さんの意思を汲み取った上で、デザインに『意図』や『意味』を込めましょうってことを教えました。(そこからのセンスはきっと彼らの方が伸びていくから)

デザインに「意図」や「意味」を込める。

で、『意図』や『意味』を意識して持たせる様にしようってお話をしてから数日後、その改善されたデザインを見せてもらいました。

デザインを人に教えるって初めてのことなので、上手く伝わったのかドキドキしていましたが、そこにはしっかりと『意図』や『意味』を考えて作ったんだと見ただけで分かるようなデザインがあったんですね。

クオリティは一旦置いておいた中で、「なぜそうしたか?」という質問に対してすぐに返事を返せたインターン生を見て素晴らしい成長を感じました。

やっぱり『考えて取り組む』ってホントに大切な事ですね

当初は『インターン生のデザインを採用する』というプロジェクトだったんですが、デザインってデザインツールのスキルとかの都合上、なかなか急にはクオリティーは上げられないので部分があるので、今回は僕も並行してデザインをすることになってました。

で、一応僕も(偉そうに)「僕のデザインはこんなのですー」って、お手本といえば(正解はないものなので)おこがましいんですが、行して作ったデザインを実際に見てもらったところ、「言葉にならないです」と、お世辞100%のコメントもらいました。(分かってらっしゃる)

内心どう思われるか普段のお仕事よりもプレッシャーがすごくてビクビクしてたけど、少しは一応プロとして食ってるデザイナーとしての威厳を見せれたかなと、ホッとしました。

若い才能からの質問が止まらない。

で、最近の子ってホントにすごいなと思ったことが、質問がとにかく止まらないんですよね。

「何か質問ありますか?」って聞いたら…「聞きたいこと準備してたんですよ!」と、ポンポン質問が来て、それをどんどん吸収していく。ホントに興味に真っ直ぐで、こういう姿勢があるからこそ伸びるんだなと感心しました。(学校の授業だるいなーって鼻くそほじってた僕とは大違い)

余談ですが、どうやって探したのか…、「ブログ書いてるの見つけて読んでます!」って、インターン生から突然言われた時は焦りました。そんなところまで…。ホント誰に読まれているか分からないので、書くことには気をつけようと思います。

一応僕もお仕事なので、契約の中に「インターン生へのレクチャー」なんてことはないんですが、せっかくなので今回に限って『24時間無料相談OK』的な感じで言ってあげたんですね。

「仕事じゃなくても分からない事があれば個人的にzoom繋いでくれたら教えるよ?」と言ったら「良いんですか?!」と目をキラキラしていました。(頑張れ若い才能って感じです)

「独学」で生きて来た僕が感じる環境の大切さ。

ふと自分がこうやって若い才能に技術を教えていて、僕はデザイナーになった時に今のようにネットで調べたり、YouTubeの動画を見たりする状況でもなかったなと感じたんですね。特に日本はそういう面で遅れていたので、当時は海外サイトのチュートリアルを片っ端からやって技術を得ていました。

僕は『独学』だからこそ誰からも教われる環境がなくて、こんな風な距離感で技術を学べる環境がなかったなと少し羨ましく思いました。

分からないことは沢山あるし、今でもその都度調べて対応したりしていますが、やっぱり「今まさに知りたい」をこんな風に聞ける人が身近にいるって、すごく恵まれた環境なんだなって思いました。(僕にも欲しいです)

一応僕はこれでご飯を食べているので、僕の技術全てが『お金になるスキル』だったりするんですが、僕程度の技術が役に立つのであれば、これからの若い志を持つ才能達には、何も惜しむ事なく全力で教えてあげたいと思いました。

全然大したことないデザイナーが、初心者に「デザインとは何ぞや!」みたいなことを、それっぽく教えるだけの講義レベルかもしれませんが、僕にしか教えられない、少しでも特別なものを吸収してもらえるように今後も頑張ります。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer