「安請負いしない」は自分自身の価値を下げないためにクリエイターが出来ること。
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「安請負いしない」は自分自身の価値を下げないためにクリエイターが出来ること。

2021.07.03
2021.07.02

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

先日インスタのストーリーに、自分の忙しい近況のことをボソッと呟いたところ、多くの人生の先輩方や、友人から応援と僕の身体への心配のメッセージをいただきました。(ありがとうございます。)

そんな中で、僕が尊敬している先輩から、「こんな時こそ安請負いすると、自分の評価が下がるぞ!」とエールをもらったので、そのことについて自分なりに考えてみました。

ということで今回は、「安請負いしない」は自分自身の価値を下げないためにクリエイターが出来ること、についてお話ししたいと思います。

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これまでのがむしゃらに生きてきた僕。

いつも言っている通り、僕はこれまでのフリーランス人生の中で、自分が絶対に出来ないこと以外の仕事をホントに断ったことがなくて、むしろその時は出来なくても、「将来的に出来るようになりたこと」であれば、根拠なく「出来ます!」と答えるくらい、がむしゃらに仕事と向き合ってきました

そういうスタンスで仕事をしているからか、僕はクライアントさんからの無茶振りを何度も何度も受けていて、売れない凡人デザイナーだった背景もあり、どんなことでも必死に食らいついて、なんでも言うことを聞いてきました。

時には、突然「明日までに納品してください!」と言われたりすることもありましたが、そんな無理難題にも「え?明日ですか!?」と戸惑いながらも仕事を受けて来て、受ける時に不安はあるんですが、これまで実現出来なかったことはひとつもありませんでした。(人間やれば出来るんです。)

バタバタと忙しい最近の僕。

最近すごくバタバタと仕事をしていて、任される仕事も信じられないくらい(社運がかかっているような)大きなものに変わって来ている中で、そんな大役であることも関係なく、今も変わらず無茶振りに対応しまくっている日々が続いています。

そんな中、冒頭でお話しした尊敬する先輩からいただいた「こんな時こそ安請負いすると、自分の評価が下がるぞ!」というメッセージが心にツンと響いたんですね。

それもそのはず、僕は「時間に余裕のある仕事」も「急ぎの仕事」も料金に差をつけていなかったんです

例えば、チラシデザインが1万円だとしたら、もうそれはどんな状況下でも変わらず1万円ということなので、クライアントからすれば早くモノが手に入ってラッキーしかないですが、僕にとっては安請負いになるんですね。

郵便物なんかの「お急ぎ便」も、オプションとしてプラスで費用が加算されるのと同じように、忙しい時の無茶振りに対しても「付加価値」は付いておかなしくないし、すなわちそれは結果的に「自分の安売り」に繋がっているということなんですね。

「安請負いしない」クリエイターになるために。

これを僕は忙しいという状況の中で、バタバタしていて気が回っていないと後回しにしてきていたんですが、心の奥底ではそんな自分を変えたいと思っています。

もちろん僕の中で「仕事はお金じゃない」というのが大前提にあることは確かなんですが、「僕以外の人間だけが得をする」というのはあまり好きじゃありません。

そして何よりも、これまでの経験から「自分の価値を一番よく知っているのは自分自身」なので、自分がやった仕事にどれだけの価値があるかを判断することが出来るようになったし、僕のクライアントが僕の仕事への報酬に比べてどれだけの利益を上げているかの感覚は、なんとなく分かるんですね。(あとは他所のクリエイターとかと比べたり。)

そういう関係の中で、”自分だけがキツい思いをしている」と感じてしまった中での仕事は長くは続かない“ので、しっかり自分の思いをクライアントに伝えることで、(言いたいことはなんでも言い合える)より強固な関係を気付けるようになりたいと思っています。

もちろん、僕のクライアントは素晴らしい人格者の人達ばかりなので「福井さん、もっとお金取ってください!」と言ってくださるのですが、それを自分の口で胸を張って言えるようになりたいと思うことと並行して、それを言うに見合う仕事を提供し続けたいと思っています。

自分自身の価値を下げないために取り組むこれからの行動。

フリーランスを始めた当初の名刺デザイン料が3000円だからと言って、6年目の今に同じ料金でやらないといけないことはなく、今の自分の実力に見合ったお金をもらうことは何もおかしいことじゃないんですね

元々お金が欲しくしくて仕事をしているわけではないので、そもそも自分の仕事に自分で価値を付けるのは苦手なんですが、流石に自分でも分かるほど「安請負い」になりつつあるので、このキッカケを大切にしたいなと思います

忙しいのに報酬は安いという状況は、これから長く自分が仕事をしていく上で、体力的にも破綻しかねないことだと思うので、(もちろん今はコロナ禍で困っているクライアントさんも多くいらっしゃるので)その辺りのバランスはしっかりととりながら向き合っていきたいと思います。

まぁ何を言っても、そういう発言する人間にはまず「結果」が必要になるので、とりあえずは圧倒的な結果を残してから、その結果を持って発言出来るように頑張りたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer