「無茶振り」から逃げないことが未来を明るくする理由。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)
僕のクライアントさんのプロジェクトの兼ね合いも重なり、この6月がめちゃくちゃに忙しい状態になっているのですが…
どうしてもこういう時って「もっと早く言ってよ!」と嘆きたくなるようなことが起こりがちだったりします。
ということで今回は、「無茶振り」から逃げないことが未来を明るくする理由、についてお話ししたいと思います。
入念な準備を出来るクライアントは少ない。
これまでの僕の経験的に、例えば、7月1日にサービススタートといった目標で5月からプロジェクトをスタートして、それが「6月の頭にはもう全ての準備が整っている」なんて余裕のあるシチュエーションを経験したことがありません。
どういう理屈でそうなるのかは分からないのですが、新規サービスにしろ、店舗のオープンやリニューアルにしろ、いつも決まって準備はギリギリで、最後はバタバタしてしまうのが何故か当たり前のような感じです。
僕が反対に、そのサービス提供者の立場だったら、そのタイミングに合わせてホームページの内容が整っていなかったり、飲食店の場合とかだと、料理の値段が決まっていなかったりすると不安で仕方がありません。
事実、これまでに出会った飲食店を経営している方で、オープン1週間前に価格が全て揃っているという状況を僕は見たことがないんです。
クリエイターにとって、こういった情報提供の遅れは結構大変で、メニュー何かを作るにしても値段のところだけ空けておいて、後で挿入するという形を取らないといけないんですが、そんなに簡単なことでもなかったりします。
それでもやらないといけないのがクリエイター。
ただ、サービスを開始したり、お店をオープンする上で絶対に必要になって来るものがあるのが事実なので、どんな状況であっても最終的には整えるのがクリエイターのお仕事です。
冒頭でも書いた「もっと早く言ってよ!」を言っても意味はなく、限られた時間のなかで最高のクオリティを提供しなければ未来はありません。
そんなこともあり、「もっと時間があれば良いものが出来たのに!」と、準備が足りなくて思うように仕上げられなかった歯痒いお仕事も少なくはありません。(そういう時が一番悔しい。)
時間が来たら自分の作品は無条件で公開されますし、お客さんからすれば裏事情なんて知ったこっちゃないので、結局見られるのは「出来上がった物」なんですね。
それでも「無茶ぶり」から逃げない。
どんなにスケジュールが詰まっていても、突然「今週中に!」とか「明日までに!」といった感じで仕事を頼まれることは珍しくありません。
クリエイターからすると、先程も言ったように「不甲斐ない仕事をしてしまう可能性」を考えた時に、これってホントに大変なことなんです。
現に僕は今、6月頭に突然頼まれた6月末納期のパンフレットデザイン制作を2件やっているんですが、その情報が未だに揃っていない状況だったり、7月1日にスタートする大きなプロジェクトの特設サイトの記載内容が揃っておらずで、全然作業が進んでない状態だったりします。(泣ける。)
もう残り10日しかないといった状況の中ではあるんですが、僕はこの「無茶ぶり」をいつもチャンスだと思い、絶対に逃げないことを決めています。
「無茶ぶり」は評価を上げるための大チャンス。
僕は大した実力もない「一般的なクリエイター」だと自分で思っているのですが、そんな中でもここまで生き残って来れた理由の中に、こういった「柔軟性」が大きな要素としてあると思っています。
これまでのクリエイター人生の中で、(出来ないこと以外の)仕事を一切断ったことがないし、きっとそれが僕のフリーランスとしての「個性」になっていると思います。
自分の実力をしっかりと把握した上で、尖ったクリエイティブの力がないからこそ「無茶ぶり」には逃げずに対応することで、「相手に与える印象」をしっかりと把握することが「力の強くない人間が生き残る術」として僕はすごく大切だと思っています。
もちろん時間がないからといって手を抜くことは絶対にしてはいけませんが、ここだけの話、(納期なんかの)時間に関して「無茶ぶり」をされる時の「クライアントさんの満足度のハードル」は結構低めに設定されていることが多いので、チャンスだと思って対応してみてください。
きっとそういう時の「仕事のスピード」は、普段の仕事で仕事を早くすることよりも、さらに良い印象を与えることに繋がると思うので、そういうタイミングがあれば、「今だ!」と言わんばかりに短距離ダッシュする感じで、お仕事に向き合ってみてください。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。