「知っている」ということで広がる未来がある。
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おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)
先日、イベント撮影のお仕事で、とある高校にお伺いさせていただいたんですが、そこでは複数の企業さんが高校生に向けての(高校生採用に向けた)会社の説明会をされていました。
話を聞く高校生達のキラキラした目を見て、少なくとも僕が学生の時にはこんな体験したことがなかったなーと羨ましく思いました。
ということで今回は、「知っている」ということで広がる未来がある、というお話をしたいと思います。
高校時代に知らなかったことで狭まった選択肢。
僕は高校の3年間をサッカー漬けの毎日で過ごし、3年生になり「進路を決めろ」と言われた時には、正直何もしたいことはありませんでした。
そんな中で、昔から物作りが好きで、その中でも(当時はまだ一家に一台レベルではなかった)パソコンを使うことに興味があり、何も目的なく4年生大学に進むのであれば、漠然と、コンピューターの専門学校に行きたいと思っていました。
今でこそ「WEB業界(IT業界)」は、当たり前にお仕事があるということが想像しやすいかもしれませんが、当時はまだ、僕の親世代(2021年で50代くらい)で想像することは難しかったんだと思います。
案の定、当時は4年生大学に行くことが、安定した就職をするための必須ルートだと思われていたこともあり、「専門学校に進学するならお金は払いません。」と言われ、僕はここでコンピューターの可能性から遠ざかってしまうことになりました。
今はパソコン1台で仕事が出来ている現状があるように、僕はもしあの時に戻れるなら、やっぱり専門学校に行っておけば良かったと思うし、当時の大人達にはそういう未来を教えて欲しかったと、素直に今は思います。
高校生向けの企業説明会を見て。
高校の行事って、基本的には先生達の面白くもない話をダラダラと聞かされる感覚で、正直何も面白いことってないと思っていたんですが、今回のイベントに帯同させてもらって少し感動しました。
ほとんどの生徒の目がキラキラしていて、暑い暑い体育館の中で集中を切らすことなく企業の方のお話を聞いていたんですね。
ここで話されていたことは「どんな仕事をしているか」ということはもちろんなんですが、本来は聞けないであろう、「働いていて嫌なことは何か?」「給料はどれくらいか?」「人間関係はどうか?」など、ネガティブなことだったり、突っ込んだことまでお話しされていたんですね。
多くの人が聞く話す愚痴って、恐らく「人間関係とか給料の問題」ばかりで、仕事がしんどいということが直接的な原因ではないことが多いと思います。(しんどくても給料が良かったら頑張れるので。)
そういう意味で、今回のイベントでは「実際に高卒で就職した先輩」が、高校生に向けて話に来られていたので、そんなリアルな話を聞けて高校生はすごく充実した時間を過ごしていたと思います。
「知っている」ということで広がる可能性。
そして何より、企業の方のこういった説明から「どんな仕事か」「どんな働き方か」「どんな人が居るか」が分かったことで、高校生にとっていろんな可能性が生まれたと思います。
例えば、中には「興味がある職業だったけど給与が思ったより良くなかったから止めよう」とか、反対に「仕事には興味はなかったけど、(人間関係を含めて)あんな環境で働けるならやってみたい」と印象が変わった子も沢山いたと思います。
そして、今回のイベントでは、1年生から3年生までの全校生徒が参加していました。
イベントが終わり退出の際、1年生から順に退出していったんですが、実際に1年生のほとんどが、企業の採用に関するパンフレットを率先して持ち帰り、最終的には全てのパンフレットがなくなりました。(ほんと勢いがすごかった。3年生の分がなかった。笑)
きっとあの高校生達は、僕自信が高校の頃とは比べ物にならないほどの知識を持って、「進学」や「就職」などの進路と向き合うんだろうなと思うと、「知っている」ってすごく大切なことだなと改めて思いました。
知るための行動の一歩を踏み出すために。
そして「知っている」という状態を作るためには、今回のようなイベントに参加しないといけないし、要するに知ることに対して「自分が行動する」ということをしないといけません。
今回は学校行事としてやったことではありましたが、学校を欠席していたら得られなかった知識だし、もっと言えば、イベント中に話を聞かず寝ていたとしても得られなかった知識です。
知っている情報が多ければ多いほど、自分の中での選択肢や可能性が広がると思うので、やっぱり「自分の意思で知ろうとする姿勢」はホントに大切なことだと思います。
僕の発信は、恐らく学生に届いていることはないと思いますので、子供や学生が周りにいるような大人には、こういったことをもっともっと積極的に教えてあげて、僕のような「選択(可能性)を制限された人」を少しでも減らして欲しいなと思いました。
食事のマナーや挨拶の仕方なんかも大切なことだとは思うんですが、もっと大人が子供に対して「沢山の可能性の感じる明るい未来を想像出来る世界」になるように、僕は僕の出来ることとして、お仕事を通じて頑張っていければと思いました。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。