「よく頑張った」から始まったデザイナーになるという夢。
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「よく頑張った」から始まったデザイナーになるという夢。

2021.04.17
2021.04.17

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

よく「福井さんは何でデザイナーになったんですか?」と聞かれるんですが、僕は自己表現の1つとしてデザインを選んでいるだけで、デザインが好きだからというわけではありません。

今の進路を決定付けるキッカケを遡った時にあったのは、19歳の頃に経験した友人からの相談がターニングポイントでした。

ということで今回は、「よく頑張った」から始まったデザイナーになるという夢、というお話をしたいと思います。

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やりたいことがなく、くすぶっていた19歳。

19歳の頃の僕は、やりたいことも見つからず、家庭の事情もあって心は病み、大学にも通う気力もなく引きこもりになり、毎日のように「生きる意味」を自問自答していました。

人一倍、自分の将来について真剣に向き合う中で、やりたいことが見つからないことに罪悪感を感じ、良からぬことを考えたこともありました。

そんな時に、保育園の頃から知っている友人の相談に乗る機会があり、そこで色々と悩みを聞いていたんですね。

で、相談に乗っている中で、(普段は一切弱さを見せない)強い人が投げ続ける「弱い言葉」に、僕は「何て言葉をかけたら良いだろう?」と悩んでいたました。

その時、とっさに僕から出たのが「よく頑張った」って言葉だったんです。

生きる意味を感じさせてくれたリアクション。

で、その時の、一度も涙を見た事なかった友人が、突然涙を流し始めたと思ったら「なんかスッキリした」と言ってくれたんです。

かなり思い詰めた内容だったにも関わらず、僕のたった一言に救われたとのことで、(今でも)会う度に「あの時あの言葉がなかったら…」言ってくれます。

当時の僕が「自分の行動が誰かの役に立った」と感じること出来た瞬間を経験したことで、自分自身の「生きる意味」を感じることが出来ました。

その頃から「人の笑顔を作れる人になりたい」という、漠然としたテーマを掲げて僕の人生がまた動き始めました。

人の笑顔が自分の生き甲斐に感じた。

今でもそうなんですが、僕の人生のエネルギーとなっているのは「人の笑顔」で、僕は周りの人が笑っていないという状態で、自分が笑うことが出来ないんですね。

要するに、自分が誰かのために行動して、僕の周りの人が笑顔になることで、僕はその人達から笑顔を分けてもらって笑顔になっているということなんです。

今の僕にとってはそれが「生き甲斐」で、そういうリアクションを感じることが「生きる意味」になっていて、それは19歳の頃から一切変わっていないんです。

このテーマはそのまま仕事にも反映されていて、常に「お客さんの笑顔を作ること」をゴールとして、日々の制作を行っています。

その想いを仕事に乗せる。

正直、感情なんて入れずにお金だけを目的とした仕事をすることだって出来るし、この世の中、そういう感情でお金をもらっているだけの仕事に溢れていると思います。

ただ、僕はそんな中でも「想い」というのは仕事に宿ると思っていて、実際に、僕の作品を見た人が「福井さんのデザインには想いがこもっている」と言ってくださる人も少なくはないんです。

子供ながらに、好きな大人や嫌いな大人の判別がなんとなくで出来てしまうように、自分が生み出すものや、自分がする行動から感じる「想い」って絶対にあると思うんですね。

だからこそ僕は、今もなおデザイナーとして立ち続けていられると思うし、19歳の頃から変わらず持ち続けている「人を笑顔にする」という初心を、これからも忘れずに突き進んでいきたいと思っています。

もし今、自分がうまくいかない状況に悩んでおられる方がいれば、上手くいっていた時に持っていた「想い」がなんだったかを、改めて考えてみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer