伝えることをベースに文章を書いたら、文章が短くなった話。
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伝えることをベースに文章を書いたら、文章が短くなった話。

2021.02.11
2021.02.11

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

先日、クライアントさんのご好意で「伝えること」にフォーカスしたセミナーに僕を推薦していただき、そこに参させていただいたことで本当に多くのことを学ばせてもらいました。

僕は普段、仕事としては人前で話すことはほとんどないのですが、そこでの学びは、クリエティブ面に関しても、それ以外の可能性関しても、今後の自分自身の活動に大きな幅をもたせてくれたことは間違いありません。

ということで今回は、伝えることをベースに文章を書いたら文章が短くなるというお話をしたいと思います。

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講師の方の自己紹介に感動したあの日。

参加させていただいたセミナーでは、まずは初日に講師の方の自己紹介があって、僕はそこで1人の講師の方の自己紹介に度肝を抜かれました。

先日もお話ししましたが、僕は1言えば10理解出来る人間だと自負していた中で、今回ばかりは「講師の方の頭の中が読めない」といった圧倒的な差を感じたくらい、講師の方々の実力や実績はホントにもの凄いものでした。

そんな中で、僕が度肝を抜かれた自己紹介は「僕は人前で話すのが苦手なのでパワポを作って来ました…」という前置きから始まり、それ以上は必要ないちょうどいいレベルに研ぎ澄まされた言葉と写真だけで構成されていて、さらに最後には、今回のセミナーへの説得力になるように着地した自己紹介に感動しました。

良さを分析するためにもう一度見たいと思ったんですが、セミナーは録画禁止だったので「残念だな…」と思いつつ、当日のアンケートに「〇〇先生の自己紹介のパワポをください!」と講師の方へメッセージを書いたところ、「見せるレベルのものじゃないですが…」と、個人的に講師の方のパワポ資料を送ってくださいました。(一生の宝物にします。)

メッセージが伝わることに文字数は関係ない。

そもそもその講師の方の自己紹介が「なぜ印象に残ったのか?」を考えた時に、約1分ほどの短い時間の中で発された言葉の数がホントに少なかったんですね。

僕は、人の話を聞いて、その内容を、その瞬間に頭の中で処理することがすごく苦手なこともあり、他の講師の方はエピソードトークなんか交えながら色々な自己紹介をお話しされてたんですが、僕の頭では処理しきれずにほとんど印象に残っていなかったんです。(これは得意不得意の問題ですが…。)

きっとそれは、僕に瞬間的な記憶力がないのが問題で、端的な印象がなければ内容を覚えられずに、後半にいくにつれてどんどん霞んでいってしまいます。

僕が度肝を抜かれた講師の方の、仕事の実績紹介部分に関しては「こんな仕事をしていますー」と一言だけ発し、1枚のスライドを3秒くらい見せるだけで終わったんですが、今でもその講師の方が何の仕事をされているか明確に覚えています。

結局、メッセージが伝わることに文字数は関係なくて、印象に残すためにどうすればいいのかを探る作業なんだと思いました。

伝わるメッセージに研ぎ澄ませていく。

先生の資料を何度も見返すうちに分かったことは「文字で表すこと」「写真で表すこと」「図で表すこと」「声で表すこと」の4つの要素を、適材適所で使い分けているということです。

例えば、日本からシンガポールまでの距離を表すときに、文字や声で表現するのは至難の業だと思うんですが、これを写真や図をにピンを刺して表現することで、一気にその距離感が想像しやすくなりますよね。

そんな風に、文字・写真・図・声のそれぞれの特性を生かすことで、伝えたいことをより明確にする最適解を見つけていくことが大切なんですね。

加えて、全て同じことが言えるという訳ではなく、実際に人前で話すのか、zoomなんかのオンラインで話すのか、映像ものない電話で話すのかなどのシチュエーションに応じての「伝え方の最適解」を考え、より伝わるメッセージに研ぎ澄ませていくことに面白さを感じました。

「伝えること」を基準にする。

そう考えた時に、僕のこのブログやラジオでも「話したいこと」を基準に構成を考えるよりも、「伝えること」を基準に構成を考えた方が、圧倒的に文章が短くなっていることが分かりました

例えば…

仕事の帰り道、お腹が空いたので入る店を探していましたが、迷った結果、今日はラーメンを食べて帰ることにしました。

という文章の中で、「ラーメンを食べたこと」が伝われば良いと考えた時に、仕事の帰り道の話や、迷っていたことなんかは最悪取っ払ってしまっても、最低限の意味は伝わりますよね。

そんな感じで「伝えること」にフォーカスした時に、「その言葉はここで必要か?」をより深く考えることが出来たことは、僕にとって大きな一歩だと感じました。

僕がこの発信を続けていく中で、きっとこれからも「伝えること」を徹底的に磨いていくことになると思うのですが、内容が短くても、何が伝えたいかが明確になるような発信が出来るように努力したいと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer