【クオリティは細部に宿る】勝てるコンテンツを作るために出来ること。
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(2020年10月現在)を突破しました。
クリエイターとして、お金を稼ぐだけではやっぱり満足できないし、何よりも仕事として続いていかないからこそ、出来る限り勝てるコンテンツを作りたいと日々努力しています。
ただ、そこはクライアントワーク特有で、自分の思い通りにいかないことも沢山あって、「もっとこうしたらいいのに」って思うんですが、クライアントさんの予算の都合もあるので言い出せないことも多々あります。
最近は、後先考えずに「僕に任せてください!」と言ったりすることもあるんですが、他のクライアントさんがお金を支払ってくださってる中で、やっぱり献身的な行動にも限界があったりするのも事実です。
そんな中でも、やっぱり「ここは力を抜かない」と、コンテンツを作る上での投資を疎かにしないクライアントさんは毎年どんどん伸びていっているのを間近で見てきて、この事実を多くの経営者に伝えたいと思いました。
ということで今回は、「クオリティは細部に宿る」勝てるコンテンツを作るために出来ることについて、お話ししたいと思います。
どこにお金と時間を掛けるかを考える。
コンテンツのクオリティを軽視しているつもりはなくても、クオリティを部分的にしか見れていなくて、大きな勘違いしている経営者が多いです。
例えばそれは、商品は完璧なプロフェッショナルなんですが、それを紹介するチラシは町内会レベルを許容しているような経営者です。
商品を直接見た人ならまだしも、チラシを入り口として商品を見た人にとっては、その完璧なプロフェッショナル商品の質まで霞んで見えてしまっているということです。
ここでの経費の削減は、入り口を狭め、お客さん可能性を閉ざしてしまうことに繋がってしまうので、メイン商品のクオリティだけではなく、その周りを固める広告宣伝など、お客さんの目に入るもの全てのクオリティに目を向けないといけません。
会社のブランディングにおけるコンテンツのクオリティとは。
いくら料理が美味しくても、床やテーブルが汚い店にはいかないように、コンテンツのクオリティとは、その料理1つではなく、お店の清潔感や接客など、トータルのクオリティを上げてこそ初めて高いクオリティを伝えることができるんです。
要するに、飲食店として言えば、店舗ロゴや看板デザインをしっかり整え、お店の床やテーブルを清潔にし、メニュー表も魅力的なものを作成した上で、最高の接客と、最高の料理を提供するところまでこだわって初めて、高いコンテンツであると言えるわけです。
一般企業で言えば、ホームページや名刺、サービスとそれに関する資料などがそれにあたり、ここで手を抜いちゃうと、いくら良いサービスを提供していたとしても、トータル的に見れば会社としての印象はそこまで良く伝わらない可能性も出てきます。
こういったことから、一部上場の大手企業は、ただお金を持っているからという理由でオフィスをぶっ飛んだデザインにしたりしているわけではなく、オフィスの内装にも企業ブランディングを行き届かせているということなんです。
クオリティは細部に宿る。
例えば、会社のサービスを紹介するパンフレットを、個人がパワポで作ったものとプロがデザインしたものでは見え方や感じ方が違うのと同じで、一部上場の大手企業から、そんな素人仕事のパンフレットを見たことがないですよね。
そういう企業では、社内でのプレゼン資料のクオリティも圧倒的で、少しでも公の場に出る可能性のあるものに中途半端な手抜き資料は絶対にありません。
上を目指そうと思うなら、こういった細部まで徹底的にこだわる姿勢と、それに気付ける美的感覚を持っていないといけません。
そしてもう1つ、細部に宿るクオリティはユーザーが直接的には意識して見ていないけれど、感覚的に”良い”と感じる部分でもあるんです。
情報社会によるクオリティの均衡した社会で、良いものは当たり前ですが、悪いものへの違和感をユーザーは感じやすくなっています。(要するに手抜きは目立つということです)
勝てるコンテンツを作るということ。
勝てるコンテンツを作るには、お客さんの目に入る部分で絶対に「素人仕事」を見せてはいけないということで、サービス提供者として、サービスを受けている人の全ての感覚とその時間において特別な体験である必要があるんです。
素晴らしいサービスを提供しているのにも関わらず、その資料の質が素人仕事であれば、お客さんは現実に返ってしまいます。(ディズニーランドは夢の国だから時計や鏡がないのを想像して見てください)
商品自体のクオリティが均衡した社会の中で、商品の届け方や見せ方までを徹底的にこだわり抜いてこそ、勝てるコンテンツに昇華するんです。
ここの美的感覚を疎かにするかしないかが、勝てるコンテンツを作ることに繋がって、それを注視出来る経営者が勝ち進んでいくと思います。(実際に僕のクライアントさんがそうです)
世の中にプロがいるのはそういう意味であり、「ここは経費削減」と考えて素人仕事を許容している経営者の方は、ユーザーにもっと多くの可能性や感動を与えられる部分で、大きな機会損失をしているかもしれません。
自分が作っているサービスの細部まで、クオリティが行き届いているかを、改めて見直してみてください。(デザインは相談に乗ります)
一緒に頑張りましょう。
では、またね。