「笑顔を作る仕事」が出来る人の「ビジネス」という言葉の捉え方の違い【誰でも出来て簡単です】
どうも、コウタです。
僕はフリーランスデザイナーとして活動し、2019年で4年目に入りました。
どちらかといえば、不器用であったために、苦労や遠回りをしてここまできたタイプだと思いますが、間違った道を進んで来たという風には思いません。
柔軟に対応出来るタイプのフリーランスデザイナーとして、色々な業種のクライアント様と、色々な規模や種類のお仕事をさせて頂いています。
実際に沢山の方とお話をさせて頂く中で、同じビジネスという言葉の表現が、人によって様々であることに気づきました。
そして現在、僕の周りにいる方が使われるビジネスという言葉は、皆さんが想像するよりもクリーンでポジティブな印象を与えられるものでありました。
商売とは、感動を与えることである。
これは、日本人なら誰でも聞いたことがあるであろう、日本の有名な実業家でありパナソニックの創業者である松下幸之助さんの言葉です。
以前の記事「元サッカー日本代表 本田圭佑さんの「10の行動規範」から考える日常の質を劇的に上げるマインドセット」でも紹介した中にもあった、「感動を与える」というキーワードが共通しています。
僕がフリーランスとしてビジネスを行う中で最も大切にしている想いを、多くの方と仕事をさせて頂いた事例と共にお話ししたいと思います。
今回は、フリーランスや起業されている方に寄ったお話になると思います。
ですがこの話を聞いた後に、今は会社に勤めている方も、そんなビジネスの世界であれば将来的に自分でも挑戦してみたいと思ってもらえれば幸いです。
Index
「ビジネス」という言葉の使い方から見る「お金」に対する考え方。
ビジネスという言葉を調べても…
ビジネス
事務。業務、仕事。
という様な、ざっくりとした意味しか出てきません。
そのことから僕は、ビジネスという言葉は、その人の考え方に大きく依存した意味になるという風に考えています。
生きる上で必要なお金、そのお金を稼ぐための「ビジネス」
人生の大半を労働に費やし、生きるためにお金を稼がなければならないこの社会の中で、「お金稼ぎ」という点にマインドが寄ってしまうのは仕方のない事実です。
誰だってお金稼ぎしたいですよね。
「金だ金だ」と言ってる人の周りからは人は消えていく。
自分の友人や知人がお金の話ばかりする場合、なんか少し疲れませんか?
お金を稼ぐことは、全員に生涯つきまとう話でありますし、この手の話をする時は心が敏感になっていることが多いです。
出来ることなら考えたくない。
これが多くの方の意見でしょう。
「お金のコト」を考えたくないという人でも「ビジネス」は十分に成立する。
まさに僕はそういう人間です。お金は必要ですが好きではありません。
フリーランスとして活動をしていく上で、ビジネスという枠の中での駆け引きなどが一切無いわけではありません。ですが皆さんが想像するほど、シビアで汚いイメージという印象がなくても十分にビジネスは成り立ちます。
僕が思う理想のビジネス。
街で見かける、ご年配のおじいちゃんやおばあちゃんがやっておられる八百屋さんで…
私 「トマト1つください。」
お 「100円ね。オマケ入れとくね。」
私 「いつもありがとうございます。」
こう言ったやりとりにビジネスという言葉は似合いませんよね。でも、ちゃんとしたビジネスだと思います。
そして、これが僕の思う理想のビジネスです。
人格やお金に対する考え方は、その人のビジネスに出てしまいがち。
その人がお金にセコい人であればビジネスにもセコさは出てしまいます。
ソフトバンクの孫さん、楽天の三木谷さん、ZOZOTOWNの前澤さんにも言えますが、ビジネスのトップに名前が並ぶ方々には、人としての人格者がとても多い印象を受けます。
お金というものに良い意味で固執し過ぎることなく、程よいバランスを保ちながらビジネスと向き合うことで、自分とお客様の両方にとって良い未来を築けると僕は考えています。
「ビジネス」という言葉の使い方や話し方で、その人が笑顔を作る仕事が出来る人間なのかが分かる。
僕がお仕事の話をする中で、相手を見るポイントをご紹介します。
- 事業が二番煎じ、三番煎じであることを当たり前であると思っていないか?もしくは隠して自分のことの様に話ていないか?
- 自分の事業やサービスに酔い過ぎていないか?
- 事業、サービス、商品の先にあるお客様のことを一番に考えているか?
- 一連の話が全てに芯があり、人としてブレていないか?
事業が二番煎じ、三番煎じであることを当たり前であると思っていないか?もしくは隠して自分のことの様に話ていないか?
僕はデザイナーであるということもあり、アイデアというものにとても思い入れを持って仕事をしています。
アイデアを盗んだり、自分のものにする行為はあまり認めたくありません。
自分の発想からサービスを生むという行為は、献身的な気持ちの部分にアンテナがあるからこそ出来ることだと僕は思っています。
だからこそ、その人を判断する上で、この点に関してはどうしても見てしまう部分であると思います。
自分の事業やサービスに酔い過ぎていないか?
自分達のサービスに自信を持つことはとても大切です。ですが、あまりにも自分達が素晴らしいと思い込みすぎていると、その先の成長が難しくなります。
サービスの向上は、サービスの欠点を見つけることから始まると思っているので、ここを考えられないというのはビジネスを考える上で致命的と言えると思います。
デザイナーという観点からしても同じで、今の実力に満足していては、新しいことを取り込もうという意欲や、自分自身のスキルを磨こうと出来ない考えに繋がります。
事業、サービス、商品の先にあるお客様のことを一番に考えているか?
綺麗事ではなく、これがビジネスの本質です。
受け手の気持ちになれなくなった時点でサービスは衰退していくと思っています。
お金に固執し過ぎて本質が見えなくる方や、お客様のことを普段から軽視した発言をする方は、お仕事を長く続けられない傾向にあると思います。
お客様が神様ということではありませんが、作り手とお客様の両方が尊敬し合える関係作りが好ましいですね。
一連の話が全てに芯があり、人としてブレていないか?
これは持論ですが、人としてブレている方は、事業内容やサービスにどうしてもムラが出来る傾向にあるのではないかと思います。
デザイン制作の場合でも同じなのですが、同関連のデザインを作る時に、コンセプトやブランディングからブレた状態で、その時の気分でデザインを作っていては統一感が崩れます。
「前回はこんな風に話されていたけど、今回は真逆のことを言われていた。」
こういう方とお仕事をする際は、間違いが無いように注意してヒアリングを行うようにしています。
「ビジネス」に正解はない。だからこそチャレンジするのが怖いと思う傾向は良くない。
ビジネスを行う上で、お金に対してシビアで小汚いようなイメージを持たれている方は多くいると思います。
ビジネスに正解はありません。
ビジネスはその人の色に染まって行くと思いますので、自分の特徴を生かし、お客様のことを第一に考えていけば必ず成功に繋がるものだと思っています。
稼ぐぞ!と力んでも人は寄って来ない。
稼ぐぞという思いがお客様に伝わってしまっては、お客様は離れていってしまいます。
困っている方の力になりたい。
この気持ちを忘れることなく突き進みましょう。
ビジネス感のない形で仕事が出来ると疲れない。
これは理想です。でも、不思議とお互いの需要と供給が合った場合は、ビジネスを感じないことがあります。
僕がそう感じるシステムは身近にあります。
- Youtubeなどの動画に差し込まれる広告
- ブログやホームページに掲載される広告
このシステムは、ほぼ全ての方がWIN WINになると思っており、登場した当初から感動していました。テレビのCMはとても不快なのに、Youtubeの広告の様にスキップ機能が付いているだけでこんなにも違うのは不思議ですね。
「お客様のことを一番に考える思いやり」があればビジネスは簡単。
結局シンプルなことなんだと思います。
困っている人がいるからサービスが出来る
この本質を理解して、困った人に適正な価格で、自分に欲を出し過ぎずにマイペースでビジネスを行っていけば、大体の場合は成功出来ると思っています。
一気に大きな会社にしたい、お金持ちになりたいなどの欲を叶える場合は別ですが、初心を忘れることなく、地道にコツコツ継続することが一番の近道かなと思います。
今回の記事で、皆さんの心の中にあるビジネスという言葉が、少し丸いものに変われば幸いです。
では、今回はこれで終わります。