細かくて誰も気付かないだろう部分に手を抜かない性格。

僕は小学生の頃からサッカーをしていたんですが、当時は今みたいに人工芝のグランドなんて１つもなかったんですよ。

そんな中で、サッカーの試合の日が大雨なんてことがあった時に、早めにグランドに行って雨をスポンジで吸い取る作業をしないといけないんですよね。

これが夏だったら余裕なんですが、冬だと手がかじかんでそこそこ悲惨なことになるんですが、僕は皆んながリタイアする中で、最初から最後まで残って淡々と作業をしていたような人間だったんです。

加えて、一旦やり始めると「もういいぞ」と言われても「あともう少し」と、徹底的に細かくて誰も気付かないところまで手を抜かずにやるような性格だったということを思い出しました。

ホームページ運営をしているクライアントさんから言われたお礼。

そんな性格だった僕がクリエイターになってからも出来ることといえば「細かくて誰も気付かないだろう部分に手を抜かない」ということで、基本的にクライアントさんに頼まれていないことをやったりします。

これは昔からのことなんですが、例えばホームページ運営の一環でお知らせ記事の更新を担当してたりするんですが、そこで差し込み画像も一緒に送られてくることがあります。

そこで僕は、送られて来た差し込み画像が（あくまで自分の感覚なんですが）もっと良く見えるように出来るなって感じた時はこっそり写真を補正してたんですよね。

で、この間そのクライアントさんに「いつも画像を綺麗にしてくださってありがとうございます」という連絡をもらったんですが、見てくれてる人は見てくれてるんだなぁと思って心が温かくなりました。

言わないけど気付いてくれている人のために。

僕はお仕事をする中でクライアントを喜ばせようとしてお仕事をしている部分もあれば、その先にいるエンドユーザーのためにお仕事をしている部分を外すことは出来ません。

要するに「誰からお金をもらって仕事をしているか？」を考えた時に、やっぱり一番最初に認めてもらわないといけないのはクライアントさんなんですが、例えばそれを見る人全員が気に入らなかった時にそのサービスは成り立たないじゃないですか。

今回のクライアントさんは、その人自身が画像を綺麗になったことを先に気付いてくださってお礼を言ってくれたからこそ良かったんですが、それを気付かない人だっている訳なんですよね。

でも、その先のエンドユーザーの中に「画像綺麗だなぁ」って思う人は必ずしもいてくれているって部分を信じてお仕事をすることが僕は大切だと思っています。

些細な努力を見てくれている人がいるからこそ僕は寄り添える。

今回僕が伝えたいことは「見てくれている人はいるから些細な努力を怠るな」ということです。

昔からそうなんですけど、デザインで言うところの細かい作業を徹底的にこだわったデザインの方が確実に仕上がりが良いんですよね。

で、そういうデザインって「近くで見たら分からない」というのがあると思うんですが、遠くで見たら一目瞭然だったりするんです。

そういう繊細な部分を見て「素晴らしい」って言ってくれる人を僕は沢山見て来たし、そういう仕事を評価された時の方が確実に見る目のあるクライアントさんだし、そういう人って必然的に伸びていくんですよね。

類は友を呼ぶという部分は確実にあるので、自分自身の仕事を持ってそういう人を呼び込むことはすごく重要なことになってくるので「些細な努力」を怠らないでください。

誰にでも出来ることですが、これが僕の仕事です。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。