僕が僕らしくあり満たされるということの本質。

僕は自分の幸せというものの考え方が人と変わっていたりするのか、そういう部分を人に話してもあまり「自分もそうです」みたいな感覚で理解してもらえることがありません。

僕は自分を満たそうとすればするほど虚しくなり、誰かを満たそうとすればするほど幸福感を得るような人間で、自分の幸せを探し求めるという行動自体に違和感を感じる訳です。

思い返せば僕のおじいちゃんは、昔僕ら兄弟を大丸百貨店の屋上のアミューズメント施設に連れて行ってくれては、お金だけを渡して自分はそこに座りながら、ただ僕らが遊んでるのを見てニコニコしてるだけのおじいちゃんでした。

そんなおじいちゃんが僕の背中についているかの如く、気性が荒く尖りしかなかった僕は、いつからか「誰かの幸せ」だけを求めて生きているような人生を歩んでいたんです。

僕が欲しいと手に入れたものはいつもきっと誰かのためのもの。

そんな僕もごく稀に「僕はこれが欲しい」と感じて何かを手にすることがありますが、いつもきっとそれは誰かのためのものなんだったんだと感じることがあります。

要するに、僕は基本的に「自分に必要なものはない」と、最終的にはそう感じてしまう人間なんだと思います。

じゃあなぜそれを「手に入れたい」と思うのかを考えたんですが、服を例に簡単に説明すれば「きっとあの人に似合うだろう（好きだろう）」みたいな感覚で、それを自然に手に入れようとしてるんだと感じることになるんですよね。

誰かをそこに導いて背中をポンと押す人生。

自分のことを希少性のある人間だという風に言ってる訳ではないのですが、僕はきっと「人を見る目」という洞察力的な能力が強い人間で、その人に向いている道みたいなものは見えてしまうんだと思います。

よく当たる占いの先生から「福井さんはスピリチュアルの能力がある」ということと「あげまんの星が強い」という風に言われてやっと腑に落ちたんですが、僕は少しだけ未来を見る力が（自覚してないレベルで）あるんでしょう。

自分のメンタルが正常で、冷静になってそれを見ることが出来た時の精度は「きっとそうなる」が高い確率でその通りになるんですね。

そんな能力を持っている僕は、時に「スーパーマンみたい」と比喩されることが何度もあって、沈んでいる人を救い上げては背中をポンと押すような人生を歩んでいると感じます。

■僕が満たされるための人生の先には寂しさが付きものなのか。

自分の満たされるものは「人のため」となった時に、僕が僕を満たそうと手に入れたモノやヒト全てはいつか、時を経てどこかに旅立っていくというのが僕にとっては寂しさになるんだと思います。

大袈裟な話かもしれないんですが、自分の娘が誰かの嫁に行く時の親父のような気持ちと言ったら分かりやすいんでしょうか。（子供もいなければ結婚すらしてませんが）

でもそれが僕の人生なんだろうと、最近では思うんですよね。

洞察力が高いっていうのは、誰よりも想像力が高くその先をイメージ出来る人間だからこそ、そこから先の未来を想像することも出来るんですよね。

そんなリアルなイメージと今の自分のイメージを常に天秤にかけながら、また僕は「自分が手に入れたいものってなんだろう」と日々生きる意味を探しているんだろうと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。